STONE SOURの4年振りとなる通算6枚目のアルバム"Hydrograd"
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ここ最近、かなりヘビロテ。実はSTONE SOUR をちゃんと聴いたのは前々作の"House Of Gold & Bones Part1"からだったので、初期はスルーでしたが、どこかで揃えないとねー。妻はSTONE SOURが大好きなんでアルバムを持っていると思いきや、彼女の所有枚数ゼロ!(爆)オマエは本当にファンなのか・・?ww

と、軽い愚痴は置いといて(笑)、
コンセプトアルバムだった前々作と前作と違って、新譜"Hydrograd"は単純に良い曲を集めた普通のアルバムだけど、最初は日本盤ボーナストラック2曲を除いても全15曲もあるから、最後まで集中して聴けるかな?とか、ジム・ルートが脱退しちゃったけど大丈夫かいな?と聴くまでは不安の方が大きかったw

いやー、最後まで集中を切らせないバラエティ豊かでフックのある曲満載。これはかなりの力作。正統派HR/HM的な音に段々とシフトしていっているようだけど、今作はSLIPKNOTの時を彷彿とさせる吠えるようなコリィ・テイラーのボーカルも戻って、モダンなヘヴィネスとクラシックロックと言っていいかわからんが、その辺りのHR/HM要素が良い具合にミックスされて、また幅広い支持を得るんじゃないでしょうかね。ジム・ルートの後任のクリスチャン・マルトゥッチはパンクロッカーのような風貌だけど、フラッシーがギターソロを弾くなどジムの脱退はそんなに影響無さそうな雰囲気。

音作りは今回、良い意味で音の隙間があってライブ感重視しているような〜と思ったら、Burrn!のインタビューで85%はライブレコーディングだったとコリーが発言していますね。"House Of Gold & Bones Part1"と"Part2"の時のような繊密な音作りもいいけど、今作の音作りの方が魅力的かな・・?隙間が適度にあるサウンドだから、クラシックロック的な魅力が増しているように思う。オーディオ的には凄く良い音ではないけど、音楽的にはすこぶる良い音といってもいいかも。ロイ・マヨルガのドラムサウンドは今作の方が気持ち良く聴こえるなぁ〜。

<個人的にキーとなりそうな曲達>
"Taipei Person / Allah Tea" ヘヴィメタルの美味しい所をギュッと詰め込んだ実施のオープニングナンバー



"Song #3" 爽やかさを感じるほど、最もキャッチーな曲。ドラマ性を高めてくれるギターソロも素晴らしい!


"St.Marie" カントリー風味満載でコリィの歌唱を存分に堪能できる最もメロウな曲


"When The Fever Brokes" 曲名はゼップの"When The Levees Breakes"は意識しているのかな・・?(本編最後の曲だし)プログレ的な感性も光る曲!


日本盤はボートラ2曲収録されていて、1曲がVAN HALENのカバーで"Unchained"。これがサウンドとボーカル含め完コピ!(笑)特にコリィのボーカルはデイヴィッド・リー・ロスにとっても似ているので、VAN HALENのボーカルの後任にちょうど良いんじゃないの?と思わず言ってしまうほどw


ストーン・サワー
ワーナーミュージック・ジャパン
2017-06-30