Heart Of Steel

買ったアルバムの感想を語る場

HARDROCK

「メタルファンは、死ぬまでメタルファンなんだ。パーマネントに『あ~○○年の夏はSLAYERをよく聴いたよな~』みたいな聴き方をする奴は一人もいないよ」byロブ・ゾンビ

【レビュー】WHITESNAKE "The Rock Album"

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全く期待していない分、意外とよかったりすると、そのギャップにやられることがあるが、今回久しぶりに取り上げるアルバムはまさにそれ。


WHITESNAKEの新しいアルバム"The Rock Album""Slide It In"以降のアルバムの中でロックソングばかりを集めたものだが、このアルバムを聴く前には、このアルバムの立ち位置をキチンと把握しておく必要がある。ちなみに、バラードソング、ブルーズ系ソングを集めたアルバムの発売も今後予定されているらしい。。

これはベストアルバムではない。選曲を見ると、それが一目瞭然だが、まず音について言うと、新曲1曲以外は全て新しくリミックスされている。つまり、オリジナルに無い音を足したりしている。リミックス加減がいい加減だとオリジナル聴いた方がいいよね、となるのだが、このアルバムはそのさじ加減が絶妙。オリジナルを何度も聴いたことがある人なら、そのちょっとした違いが楽しめる。だからといって、オリジナルに慣れた耳に対する違和感も最小限。もしかしたら初めてこのアルバムでWHITESNAKEに触れる人がいたら、今時な音作りに少しアップグレードされているので、古臭い音とも思われない。リミックスの好例とも言うべき内容に仕上がっていると思う。

ちなみにリミックスの好例で個人的に気に入っているのはスコット・ゴーハムDEF LEPPARDジョー・エリオットによるTHIN LIZZYのリミックス。ライブバージョンをスタジオアルバムで再現したような出来上がり。スコット・ゴーハムがギターを付け足している模様ですが。



ベストアルバムではないと先ほど、選曲を見るとそれがよくわかる。 
最も人気のある"Slide It In""Serpens Albus""Slip Of The Tongue"が占める比重は高くなく、"Slide It In"以降のアルバムからバランスよく選曲されている点だ(去年リリースされた最新オリジナルアルバム"Flesh & Blood"は直近過ぎるので選曲対象外と思われる)。
海外だとソロ名義にされた"Restless Heart"や、デイヴィッド・カヴァデールのソロアルバム"Into The Light"からも選曲されている。特に後者はWHITESNAKE名義でも無いのになんで入っているの!?と思っていたら、 デイヴィッド・カヴァデールのインタビューがその疑問に対して回答している。要するに「俺がこれは、WHITESNAKEといったらそうなの!」ということらしい(笑)

選曲からデイヴィッド・カヴァデールの意図を読み解くと、影が薄かった"Restless Heart"へ再び焦点を当てることや、ファンの間ではおそらく存在が少し軽くなりがちなバンド再始動後の"Good To Be Bad""Forevermore"への再評価を狙っていたと思われる。"Restless Heart"からは3曲!も選曲されているし。その"Restless Heart"のギターはエイドリアン・ヴァンデンバーグだが、リミックスでは現WHITESNAKEのジョエル・ホークストラのバッキングギターに取り替えられていて、エイドリアンのギターはソロパートしか残っていないのは少し悲しいかもしれない(笑)

とにかく、"Restless Heart"以降のアルバムは久しぶりに聴いた曲が多いので(個人的に例外はソロアルバム"Into The Light""Forevermore"をちょくちょく聴くほど好き)、新鮮に聴こえて、こんなに良い曲だったっけ?と思うほど、リミックスとしては成功した部類に思うはそんな側面があるからだと思う。


"Always The Same"は現メンバーによる新曲(正確には"Flesh & Bloodからの未発表曲)



"Restless Heart"
アルバムのデビカバ自身のライナーノーツによると"Restless Heart"のボックスセットプロジェクト(!)も進行しているらしい・・・



"Restless Heart"からの"Anything You Want"も公式Youtubeチャネルで公開されている。ボックスセットも予定しているから力を入れて公開しているのかしらん?(笑)WHITESNAKEをリアルタイムで聴き始めたのはこのアルバムからだったりするので思い入れはちょっと強い。



"Give Me All Your Love"
ギターが少し後ろに下がって、キーボードとボーカルより前に出した感じかな?曲全体のバランスとしては2020年リミックスが正解と思うが、ギターの音量が下がったのは少し不満(笑)
ギターソロはアルバムバージョンとシングルバージョンをミックスさせたような出来上がり。



"Still Of The Night"
特にエンディングが一番変わったところ。フェードアウトして終わるオリジナルと比べて2020年リミックスはキチンと終える。


とまあ、オリジナルとの違いを楽しみつつ、新たなバージョンとして素直に聴ける出来のアルバムだと思うので、WHITESNAKEファンとしては聴いて損は無いと思う!


ザ・ロック・アルバム
ホワイトスネイク
ワーナーミュージック・ジャパン
2020-06-19


 

【ライブレポ】RAZOR HIGHWAY@渋谷CYCLONE 2019.11.30

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11月の最後の日は10/23にデビューアルバム"Grace Through Insanity"をリリースしたRAZOR HIGHWAYのレコ発ライブに行ってきました〜。イベント名は"Howling At The November Moon"ということで対バンはBELLFASTKELLY SIMONZ's BLIND FAITHというなんとも美味しい組み合わせ!

場所は渋谷CYCLONE。個人的には初めて行く会場だったけどそんなに悪くないかな・・?ギュウギュウ詰めだとまた印象が変わるんでしょうけど。

トップバッターはBELLFAST。やっとライブを観ることができた!いつもはヴァイキングメイクをしているバンドだが、この日はカジュアルデー?(笑)ということで普通の出で立ち。カジュアルな装いでも特に違和感なかったですがw ケルティックなメロディと血湧き肉躍るようなリズムパターンにボーカルのKohさんは歌い方はブルース・ディッキンソンの影響を感じさせ、そんな組み合わせのサウンドはオリジナリティを感じさせる。そこにフルートとヴァイオリンの旋律が入ってきて独特の世界観を大いに堪能しました!顔で弾くタイプと知ったMokotoさんのギターもやっと聴くことができた。
メンバーの皆さん、ステージ上でとにかく楽しそうな雰囲気が印象的で観ているこっちも楽しくなる、そんなライブだったかと。また、ライブが観たいですね。

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BELLFAST Setlist
01.Sword Of Victory
02.Black Mist Island
03.Ancient Celtic Fire
04.When The Sunrise
05.Celtic Drum
06.Deadly Oath
07.Inis Mor


2番手はKELLY SIMONZ's BLIND FAITH。この日はボーカルレスのインストオンリーという内容のライブ。KELLYさんのギタープレイを生で観るのは初めてだったけど、ドラム、ベース含めたサウンドの明瞭さにビックリ。音の鳴り方がそもそも違う。そして、KELLYさんのギターは確かに凄い・・・!なめらかな速弾きでなおかつ、一つ一つの音がクリア。本当に上手い人はこういうことなんだろうな。
ベース、ドラム含めてのネオクラシカルでプログレッシブな怒涛のナンバーから、泣きのギターたっぷりなナンバーとインストオンリーといえでも緩急を組んだ構成に終始釘付け。

そして、KELLYさんの巧みなMCも最高に面白かった!腹を抱えて笑いました(笑)このMCを聞けるだけでも良かったというのは大袈裟かもしれないけど、それぐらい面白い内容。布施明の歌を少し歌っていたけど、歌も上手い人なんですね・・・。NHKのEテレに出演したのは伊達じゃない・・・!?
このバンドもまた観たい!

そのMC一部始終がYoutubeにアップされているのでご紹介。




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KELLY SIMONZ's BLIND FAITH Setlist
01."The Wrath Of Gaia" suite No.1
02.Magestic Prestigio
03.Tales Of The Viking
04.Cry For You
05.Opus#1
06.Opus#2-No.1
07.Opus#2-No.2
08.Opus#3
09.The End Of The Beginning
10.Allegro Maestoso


どれだけギターが凄いのかは映像を見た方が早いので、この日のライブの最後のナンバーを映像でどうぞ!




そして、トリにレコ発となるRAZOR HIGHWAY!6月のデビューライブ以来の2本目のライブ。
デビューライブの様子はこちらをどうぞ
デビューライブはアルバムリリース前ということで観る方も手探り感的なところがあったけど、今回はレコ発ということでアルバムはたっぷりと聴いた上で臨むライブということで前回以上の期待感があった。

デビューアルバムの"Grace Through Insanity"はとにかくバランスの良さを感じるアルバム。
メタリック過ぎず、ブルージー過ぎず、メロディック過ぎず、絶妙なバランスの音楽性で、楽曲的にはスピーディーなものからミドルテンポ、バラード系などバラエティ豊かだが、ビシッ!と軸が定まっているので散漫な印象は無い。

ブリティッシュハードロック、アメリカンハードロックの良いところを凝縮した内容であり、そういった意味では欧州勢がハードロックのアプローチと似ているかも?音は詰め過ぎず、良い意味で音の隙間があるから、ボーカル含め各楽器のナチュラルな響き具合を生かした音作りも心地よい。かといって、スリルが無いわけでなく、HR/HM特有のエキサイトメントもある。メンバーのインタビューからでも欧米のバンドと同じ土俵で評価を受ける、そんなバンドを目指したいという言葉が彼らが目指している方向性がよくわかるし、アルバムの音もそれを物語っている。

と、某サイトで別名で書いた私のレビューでしたが、ハードロックが洋楽志向の方でも納得の内容だと思います!


GRACE THROUGH INSANITY
RAZOR HIGHWAY
Repentless
2019-10-23



その上で今回のライブはどうだったのかというと、6月のデビューライブと比べて格段に良くなっていたと思う。アルバムを聴き込んで来た方が周りに多かったせいもあるけど、ライブは前回と比べてお互いがバンドと観客がお互いキャッチボールをキチンと出来ているので、とっても良い雰囲気でしたね。、メンバーの深澤AkiさんMasakiさん含めたメンバー全員、楽しそうな感じだったし。

アルバム同様、ライブもバラエティ豊かな楽曲でスピーディーなナンバーもあれば、ミドルテンポ、そしてバラードもある内容で、ハードロックって、本来こういうもんだよねー!と改めて思った次第。深澤Akiさんがアコギを持って歌う、ライブ終盤の幸福感ある内容は特に印象的だった。
どの曲もライブ映えするけど、本編最後の"Higher Than Sky"は特にライブだと魅力が更にアップするナンバーだと思う。みんなで大合唱できる曲はやっぱり良いですな。

アンコールはPRETTY MAIDSの"Red, Hot And Heavy"!まさかこの曲をカバーするとは思わなかったけど(DOKKENあたりのLA系かと思っていたw)、サビを"Razor Highway!"としていましたね。PRETTY MAIDSというチョイスはルーツが共通ということと、欧州勢がやるハードロックと視点が似ているということもあり、なるほど〜と思った。

2020年の展開も楽しみだし、より多くの人に聴いてほしいバンドですね。知り合いだから、じゃなくて純粋に良いアルバムなので!今回の3バンドともまた観たいので、次回も同じ組み合わせでも個人的には全然OKです!(笑)

今回のライブは普段会えない人とも沢山会うことができて、そういった意味でも充実したライブだったな〜。そんな機会を作ってくれたバンドに感謝!

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RAZOR HIGHWAY Setlist
01.Enter The Wild Blood / Gothic Jungle
02.Call Of The Wild
03.Hungry For Your Heart
04.Face The Light
05.Love It Bleeds
06.Laughing On The Edge
07.You Renegade
08.In The Arms Of A Stranger
09.Higher Than The Sky
〜Encore〜
10.Red, Hot And Heavy (PRETTY MAIDS cover) 

【ライブレポ】NIGHT RANGER@昭和女子大学人見記念講堂 2019.10.8

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長年聴き続けているのに、意外とライブに行ったことが無いアーティストは色々あるが、NIGHT RANGERはその一つ。単純に今までタイミングが合わなかっただけ、ということはあるが、今回のツアーはなんと、1stアルバム"Dawn Patrol"と2ndアルバム"Midnight Madness"の再現という内容じゃないですかー!NIGHT RANGERの旨味はこの2枚のアルバムに集中していると言ったら大袈裟かもしれないが、それだけのマスターピースなアルバムであることはファンなら誰でも知っている。
東京は追加公演含めて3公演だったが、全てソールアウト。今回のツアーに対する期待度はおそらく今までとは桁違いということがよくわかる。

私は東京公演最終日の昭和女子大人見記念公会堂二日目に行ってきた。ここの会場に来たのは2回目。前回はBAD COMPANYだったけど、あれはもう10年ぐらい前だったかな?
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2階席もぎっしりと入っており、80'sハードロックの楽曲が開演前に鳴り響いているもんだから一部のファンはこの時点でかなり盛り上がっている。
場内が暗転し、1曲目は客を焦らすかのようなタメから当然"Don't Tell Me You Love Me"で始まり、いきなりこの超キラーソングから始まる構成は反則だ(笑)そこからアルバム通りに"Sing Me Away"に続く流れもこれまた反則である(笑)名曲ぞろいの1stアルバムの中でもやっぱりライブの定番である"Eddie's Comin' Out Tonight"はハイライトの一つ。ブラッド・ギルスの豪快なアーミングが光る曲だが、ライブもここから更にブーストアップされたような気がする。
名曲なのに、ライブではなかなか演ってくれない曲が結構あると思うNIGHT RANGERだが、個人的にこのバンドのライブは初めてだけど、"Penny"が聴けて感激!!1stアルバムの中で特に好きな曲なので、聴けてガッツポーズもんでした。1stアルバム完全再現の最後は当然"Night Ranger"だが、アルバムだと少し地味に感じていた曲もライブだと、こんなにライブで盛り上がる曲だったのか!!と驚き。

それにしても、メンバーはのっけからエンジンフルスロットル状態で、弦楽器の3人はステージを縦横無尽に動き回っている。ジャック・ブレイズは65歳って、ホントかよー!?というぐらい声もまだまだキープしているし、休むことなくステージを動き回る姿は本当に凄い。
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ドラムのケリー・ケーギーはジャックより更に年上の67歳って、これまた信じられないぐらいドラムはパワフルでタイトだし、あのハスキーなボーカルに衰えは無いように見える。当然ながら歌いながら叩いているし・・・。
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ブラッド・ギルスは顔で弾くタイプ。いたずらっぽくニヤァ〜としながら客を見つめる姿が印象的。ギタープレイはさすがギターヒーローのことだけはあって、どんなプレイもハイライト。手元ばかり見ずに客席にアイコンタクトを送りながら弾いている姿はさすがだった。
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そのブラッド・ギルスとコンビを組むもうひとりのギタリストである、ケリ・ケリーは見た目はいかにもLA系ロッカーという感じだが、ブラッドとのコンビネーションもバッチリ。ジェフ・ワトソンのパートもキッチリと弾くなど、見た目以上にテクニカルなことも得意。ティム・リッパー・オーウェンスらと組んだ自身のバンド、A NEW REVENGEでは曲作りの中心でもソングライターとしても優秀なところを見せているので、NIGHT RANGERでもそれを発揮してほしいかな・・・?
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エネミーズ&ラヴァーズ
ア・ニュー・リヴェンジ
キングレコード
2019-03-20


話をライブに戻すと、来日経験豊富なメンバーだからこそ、他の洋楽バンドと比べてMCもたっぷり(笑)ジャックがメンバー一人ひとりに日本での思い出を聞いていくところがあったが、ブラッドは「女の子とも思い出はそうだなぁ、これ以上は言えないなぁ〜( ̄ー ̄)ニヤリ」とエロそうな笑顔で答えていたのが印象的だった(笑)それにしてもジャックはよく喋りますねw話の中心はやっぱりブラッド、ケリーのオリジナル3人組だった。


1st完全再現が終わったら、2ndアルバムも曲順通り進むのかと思ったら、特に休憩らしい休憩はなく、ジャックのMCから出たのはなんと、"Touch Of Madness"!そして、"Rumours In The Air"という流れ。ムムムッ!前日のセトリは少し見ていたけど、1stと2ndもアルバム順通りにライブは進んでいたのに、この日は流れを大きく変えてきた!楽曲の洗練度は1stを大きく超える2ndアルバムからの曲連発は痺れるものがあるけど、ライブに相応しい曲順で更に大盛りあがり!個人的には最も聴きたかった"Passion Play""Why Does Love Have To Change"が連続で続いたことに大興奮!!!
アルバムの最後を締めくくる"Let Him Run"は途中で披露され、アルバム1曲目の"(You Can Still) Rock In Ameria"は本編の最後を締める構成となっていたが、ライブとしてはこれが正解だと思う。その前の曲が"When You Close Your Eyes"って、最高じゃないか。

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そういえば、Midnight Madnessコーナーではあのバラードを演っていないぞ!と気づいたが、それはアンコールでキッチリと歌われた。アンコール1曲目は"Sister Christian"。場内はスマホのライトで見事にライトアップされて、更に感動的な雰囲気。ケリーのハスキーボーカルが特に映える曲でケリーもこの時はボーカリスト・ケリーとして前に出てきて熱唱。

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アンコールは各公演で曲の入れ替えが行われた模様だが、この日は新しめの曲である"High Road"から、Midnight Madnessからまだこの曲を演っていない!というわけで"Sentimental Street"。アンコールはケリーの独壇場か!?(笑)歳関係なく力強く歌われるハスキーボイスのバラードは最高です。

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そして、ここまでの流れで出番がなかった4thアルバムから"The Secret Of My Success"。そして、次はなんと、"Big Life"が披露されるというサプライズっぷり。NIGHT RANGERライブ初めてのワタシが言うのもアレですが、"Big Life"はかなりレアな選曲では!?ライブ最後は"Goodbye"で少々湿っぽく締められたが、どの曲も思わず自然と笑みが出てしまうほど、楽しいライブだった。そりゃ、こんな構成のライブは言うことないっしょ!

オリジナルメンバーの3人は60歳を超えているが(そのうち二人は四捨五入すると70歳だし!)、歳を感じさせないハイパーっぷりに、やっと彼らのライブを体験できたが、まだ十分に間に合った感があると思った。しかし、初NIGHT RANGERライブがこんな内容だと次回のハードルは思いっきり上がってしまうなー(笑)次は3rdアルバムからの曲を沢山聴きたいな。

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Setlist

01.Don't Tell Me You Love Me
02.Sing Me Away
03.At Night She Sleeps
04.Call My Name
05.Eddie's Comin' Out Tonight
06.Can't Find Me A Thrill
07.Young Girl In Love
08.Play Rough
09.Penny
10.Night Ranger

11.Touch Of Madness
12.Rumours In The Air
13.Chippin' Away
14.Let Him Run
15.Passion Play
16.Why Does Love Have To Change
17.When You Close Your Eyes
18.(You Can Still) Rock In America

〜Encore〜

19.Sister Christian
20.High Road
21.Sentimental Street
22.The Secret Of My Success
23.Big Life
24.Goodbye 

【レビュー】PHENOMENA "Phenomena"(紙ジャケ、2017年リマスター盤)

トム・ギャレー、元TRAPEZE〜元WHITESNAKEのメル・ギャレー、そして元TRAPEZEのリチャード・ベイリーが中心となったプロジェクト、PHENOMENAの初期3枚がこの度、紙ジャケ&リマスター盤でリイシューされたのでそのうち、初期2枚を購入。お目当てはもちろん、1stアルバムの本編全てのボーカルを担当しているグレン・ヒューズが参加しているから。グレン・ヒューズファンとしては今まで気になっていたアルバムだったけど、いつかリマスター盤が出てほしいなぁと思っていたので、今回の再発は正にドンピシャ!
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豪華なメンバーが集まってのプロジェクトということもあり、まず、この1stアルバム"Phenomena"はトム、メル、そしてグレン以外の参加メンバーは以下の通り。

コージー・パウエル
ニール・マーレイ
リチャード・ベイリー
テッド・マッケンナ
ドン・エイリー
ジョン・トーマス(元BUDGIE)
リック・サンダース(元FAIRPORT CONVENTION)

基本はコージー、ニールのリズム隊にリチャード・ベイリーのキーボードという組み合わせが大半。 作曲にはパット・スロールも一部参加。

重厚かつ、じっくりと聴かせるボーカルが中心のメロディアスハードロック作品で、やっぱり主役はグレン・ヒューズ。TRAPEZE組が再び集結したようなメンツだけど、ファンク風味は皆無で、メロディアスなハードロックをグレンが熱唱。グレンの歌声はソウルフルかつパワフルなのはもちろんだけど、このPHENOMENAでは更にSF的浮遊感に富むような歌声も出てきて、グレン・ヒューズでしか表現できないボーカルワークが最高に素晴らしく、1曲目の"Kiss Of Fire"、そして5曲目の"Believe"はその最たるもの。今まで、グレン・ヒューズが歌う様々な曲を聴いていたけど、特に "Believe"のボーカルはその中でもピカイチだと思うので、この曲が聴けただけでもアルバムを買った価値があった!

ボーカルが中心であるため、コージーのドラムは後ろに引っ込んでしまったかのようなミックスが少々残念だが、ところどころでコージー節はしっかり出している。ギターも印象的なフレーズを弾くというより楽曲とボーカルを支えることに徹した感があるので、やっぱりこれはボーカル中心のアルバムですね。

オリジナルストーリーに基づくアルバムのため、このリイシュー盤には英国LP盤を再現し、各曲を表現したイラスト入りのブックレットが付いている。いきなり人間の頭からエイリアンのようなものが出てくる絵が出て来るけど(笑) どんな歌だ、これw
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惜しいのはこうしたストーリーアルバムだから、対訳を付けてほしかったこと。ブックレットにストーリーのあらすじが書いてあるので、それぐらいは対応してもよかったんじゃないかな。ライナーノーツには簡単なあらすじは書いてあるけどさ!

ボーナストラックは"Still The Night"を元TRAPEZE〜WISHBONE ASHのマーヴィン・スペンスがボーカルが取ったバージョンに、"Karma"という曲ではヒュウェイ・ルーカルが歌った曲、そして、3曲ほど後期TRAPEZE組によるリハーサルテイクが収録。特に面白かったのは"Coming Back Strong"のリハーサルテイク。これはWHITESNAKEの"Gambler"じゃん!と思ったら、デビカバがこの曲を聴いてWHITESNAKEで演りたいと言ったらしいですね。その"Gambler"っぽいところは1曲目の"Kiss Of Fire"に組み込まれているので、色々と繋がっていたことが判るのが興味深いかも。

メロディアスはハードロックを歌うグレン・ヒューズが好きなら抑えておくべき一枚ですね〜!キャッチーなサビが印象的な"Who's Watching You"や、全編フック満載の"Twilight Zone"も最高です。

"Kiss Of Fire"


"Believe"


"Twilight Zone"


フェノメナ
フェノメナ
WASABI RECORDS
2017-05-17

 
プロフィール

sekibow

熱苦しいハードロック、ヘヴィメタル、スラッシュメタル、ドゥーム・ストーナー系メタル、プログレ、そして70年代〜80年代のウエストコースト系ロックを愛するパフュメタラー。Sign of the Hammer Be My Guide

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