Heart Of Steel

買ったアルバムの感想を語る場

DOOM

「メタルファンは、死ぬまでメタルファンなんだ。パーマネントに『あ~○○年の夏はSLAYERをよく聴いたよな~』みたいな聴き方をする奴は一人もいないよ」byロブ・ゾンビ

【ライブレポ】CANDLEMASS@渋谷CLUB QUATTRO 2019.11.13

待望のCANDLEMASSの初の来日単独公演に行ってきた!
IMG_4539


エピック・ドゥームのオリジネイターであるにも関わらずCANDLEMASSの初来日は2016年のLOUD PARKだった。この時のボーカルはマッツ・レヴィン、ベースはミスターCANDLEMASSというべき、レイフ・エドリングは体調面で問題を抱えており、サポートでSPIRITUAL BEGGARS、元OPETHのキーボーディストであるパー・ヴィーペリがベースを努めた。終盤になんと、レイフが出演して観客を驚かせたが、いつかレイフが本調子になって本来のメンバーのCANDLEMASSを観たいと思ったのは記憶に新しい。
IMG_0367

IMG_0392

IMG_0403

IMG_0413


今回は1stアルバム"Epicus Doomicus Metallicus"でボーカルを努めていたヨハン・ランキストが復帰して今年に新譜"The Door To Doom"をリリースしての来日公演。"The Door To Doom"は2019年のベストアルバム候補に入れたいほどの傑作だったし、レイフも体調復帰しているようなので、期待度がますますアップ!しかも、setlist.fmで調べてみると、ここ数年はフェスのみのライブしかやっていないようで、単独公演を行うのも貴重かもしれない!?

ザ・ドア・トゥ・ドゥーム
キャンドルマス
マーキー・インコーポレイティド
2019-02-20


会場に思った以上に人が入っており、これは会場の渋谷CLUB QUATTROの8割は入っている!?前から2列目付近にいたのだが、ライブが始まった途端、圧縮が!
バンドの音は思った以上に大きくはなかったが、前かれ2列目付近でもバランスは良好。フロアの真ん中辺りだったらさらに良好な状態だったのでは?ヨハンのボーカルが前だと聴き取り辛い感はあったが、そこまで問題じゃない。

観客は最初から大盛りあがり。ドゥームといっても、CANDLEMASSのライブは普通のヘヴィメタルと同じく音のかっこよさで魅せてくれる高揚感があるところがポイント。楽器陣は不動のメンバーだから特に心配することもないので、やっぱり気になるは事実上今回がツアーを一緒に回るのが初めてというボーカルのヨハン。結論から言うと、全く違和感の無いパフォーマンスだった!長年一緒にやっているとしか思えないようなステージでの存在感。しかし、初の来日ということで自然と笑みが出てしまうところが可愛かった(笑)そして、時折、可愛らしいステップを見せるので、こっちも観ていて自然と笑みが出てくる(笑)

ヨハンがボーカルでもメサイア・マーコリン在籍時のナンバーの多目なのは仕方無いこともかもしれないが、チューニングは落としていたのかな?そのため、特に大きな違和感を感じることはなく、チューニングを落としていた分、逆にヘヴィ感が増してこれはこれで良かったかも!

IMG_4556

IMG_6435


そして、レイフの状態も気になるところだったが、3年前のLOUD PARKの時と風貌が大きく変わっていたが(笑)歌詞を口ずさみながらベースを弾く元気そうな様子でホッとした。味わい深さを感じさせるベースサウンドと時折決めるアクションがカッコいい!MANILLA ROADのTシャツも渋いぜ!
IMG_4542

IMG_6359

MCの多くはレイフは担当し、その時はワインも一緒にwライブでの盛り上がりに日本にはこれから頻繁に行かないといけないな!と嬉しい言葉も。
IMG_4582


CANDLEMASSといったらギターリフ、ドゥーム、ストーナーといったらギターリフというぐらい、この手のバンドはギターリフが魅力的じゃなければ価値無しというのは大袈裟かもしれないが、CANDLEMASSのギターコンビ、今回は前で観たこともあって、大いに堪能しちゃいました!

サウスポーのラーズ・ヨハンソンの顔で弾くリードギターは絵になる!もっと淡々と弾いているイメージがあったけど、熱いパフォーマンスでカッコいいギタリストと再認識。
IMG_6376

IMG_6517


主にリズムギター担当のマッツ・ビョークマンのその重たくもノリの良いリズムギターは心地良い!
IMG_6459

ドラムのヤン・リンドーはパワフルかつ手数のあるドラムサウンドで迫力あった。レイフのベースサウンドと相まってこのリズム隊はCANDLEMASSのグルーヴを語る上でも欠かせない二人。今回の単独公演はやっと本来のCANDLEMASSが見れて感激だった。
IMG_6454


ライブ本編はメサイヤ時代のアルバムからの曲が多く、最新アルバムから"Astorolus - The Great Octopus"のみという内容。せったく素晴らしい新譜をリリースしたのだから、もう少し演ってほしいところだが、名曲は沢山あるし、レイフのコンディションとか考えると仕方ないのかな・・?

先程書いたようにメサイヤ時代の曲はチューニングを落としてヘヴィさが増し、ヨハンの声域に合わせたように思えたので、違和感なし。重厚な"The Well Of Souls"でライブは始まり、間髪入れずにヘドバンを誘発させる"Dark Reflection"はそのリフも素晴らしさにKO!
早くも3曲目で"Mirror Mirror"が出てくるが、観客もサビを大合唱!一緒に歌えるパートがあるドゥームバンドこそ、CANDLEMASSだ!

新譜から唯一のナンバーである"Astorolus - The Great Octopus"、アルバムではトニー・アイオミがゲストでギターソロを弾いていたが、ラーズもそのソロはキッチリと再現。

本編の最後にやっと1stアルバムからの"A Sorcerer's Pledge"が登場!リリカルに始まる冒頭から一気に激しくなる2面性を持つ曲だが、2019年にオリジナルのボーカリストでこの曲が聴けるとは数年前なら夢にも思わなかったことが今の目の前に現実として起こっている!!終盤は観客全員でメロディを歌い、ライブの一体感は最高潮に。いやー、楽し過ぎる。ドゥームバンドに相応しくない表現かもしれないけど、CANDLEMASSはドゥーム以前にヘヴィメタルだから、楽しくて当たり前なんだけど。
IMG_6528

意外と短い本編からアンコールは全て1stアルバム"Epicus Doomicus Metallicus"からのナンバー。
アルバム以上に重いナンバーとなった"Demons Gate"は迫力満点!こんなにヘヴィな曲だったっけ?とと思ったほど。スローな曲でも曲が魅力的なのはリフのカッコよさのおかげ。

そして、名曲"Crystal Ball"!ヨハンの怪しいボーカルはこの曲に相応しい!LOUD PARKで観た時はマッッ・レヴィンで歌の上手さや声量はマッツの方が上だと思うけど、オリジナルであるボーカルというのはやはり強い。中間のレイフのベースからインストパートに入っていくところはライブだと更にカッコよくて、チビリそうでしたwライブだと更に良かったのが次の"Under The Oak"も同じ。

そして、何かやり忘れた曲は無いか?とわざとらしいMCから(笑)、最後はもちろん"Solitude"
サビは大合唱が巻き起こり、こんなに暗いナンバーなのにこの盛り上がりはなんだ!?本家BLACK SABBATHもそうだけど、曲の要はキャッチーさと覚えやすいサビというのが重要ってことなんでしょうね。サラリと終わるところもアルバム通りで、最後にこの曲で締めるのはなるほどと納得。

IMG_6413

IMG_6492

IMG_6384


IMG_6533

IMG_6382


IMG_4577


IMG_6539

それにしても、楽しい!という表現がピッタリなライブだった。CANDLEMASSはエピック・ドゥームとか色々な呼び名があるが、開演前BGMでBLACK SABBATH"Heaven And Hell"をずっと流していたように、ヘヴィメタルの王道をいつも感じさせてくれるバンドなんだと再認識したライブだった。

今回は集客もよかったし、何よりも観客も盛り上がり度合いが凄かったから、メンバーも日本での手応えを感じてくれているといいなぁ。また新しいアルバムを作ってまた日本に戻ってきてほしい!その時は新曲も多くやってほしいところ。

Setlist

01.The Well Of Souls
02.Dark Reflections
03.Mirror Mirror
04.Astorolus - The Great Octopus
05.Bewitched
06.Dark Are The Veils Of Death
07.A Sorcerer's Pledge
〜Encore〜
08.Demons Gate
09.Crystal Ball
10.Under The Oak
11.Solitude 

【ライブレポ】CHAOS ASSAULT VOL.1@GARRET Udagawa 2017.9.23


IMG_4840
ワードレコーズ主催のメタルライブイベント、CHAOS ASSAULT VOL.1。国内を中心とした非常に濃いバンドが集まり、そこにドイツの二人組MANTARが参加したこの催しの場所は渋谷にあるGARRET Udagawa。二日間の開催で初日はBORISMANTARSIGH。二日目はMANTARCHURCH OF MISERYSIGHDOOMという組み合わせ。

私はCHURCH OF MISERYのライブは今まで体験したことが無かったので、ここはもちろん、二日目に参戦!CHURCH OF MISERYはまさに世界基準というべきバンドでもあるし、ドゥームというジャンルの中では最も音楽的に豊かなバンドだと思うほど好物なのに今までライブを観る機会が無かった。バンド自体もリーダーの三上さん以外が脱退してしまい、中々後任メンバーが決まらなかったが、やっと決まり、今年の10月以降は欧州ツアーへ。その前に日本でのライブは年内これだけ!(のちに年末近くに単独公演が発表されましたが)ということで、新生CHURCH OF MISERYはどんな感じになるのか!?含めて楽しみにしていた。

ライブ前にはCHURCH OF MISERYの物販を物色。新作に伴う物は無かったけど、過去のTシャツやCDが格安だったので、思わずTシャツとなぜか持っていなかった2ndアルバム"The Second Coming"のリマスター盤を購入。値段の安さもあって、CHURCH OF MISERYの分だけ物販は売り切れていたかな・・?

トップバッターはDOOMDOOMは初めて観るバンドで、予習もしようと思ったができず、彼らの音楽はほぼ初めて聴くことに。最初は後方で様子見だったが、GARRETの段差のところで人が詰まっているらしく後ろは息苦しいので前に移動。前は結構スペースができていて快適。
DOOMは・・・・ほんと、音が格好良かった!
ヒネリがあるけど、思わずエアギターしたくなるカッコイイリフがこれでもか!と連発され、スリーピースバンドの特性を活かした音の隙間と非常にタイトなアンサンブルは素晴らしかった。思わず前に行っちゃいますね、こりゃ。ちゃんと予習してくればよかった、ゴメンナサイ!
IMG_2780


2番手はSIGHSIGHALCESTEMPERORの前座で何度か観ているけど、今まで観た中で一番盛り上がっていたかも?というぐらい観客のリアクションがあって、ちょっとビックリ。Dr.Mikannibalもこれでもか!と煽りを入れて、ステージダイブしちゃうんじゃないかというぐらい前に出てくるし、バンドもついこの間、MAYHEMの前座も努めていたから、コンディション的には良い感じだったんじゃないでしょうか。
先程のDOOMと比べるとバンドのアンサンブルやら演奏面やらはやっぱり弱いんだけど(笑)、その緩さはSIGHの良いところでもあるから、とっ〜〜〜ても地味なリズム隊も含めてそれがSIGHの個性かな?w
基本は川嶋さんとDr.MikannibalがSIGHのエンタメ部分を担っているので、お約束的なパフォーマンスはキチンとやってくれたし、Dr.Mikannibalは本当に2児の母親というのが信じられないほど(EMPERORの前座の時はお腹がかなり出た妊娠後期状態でもパフォーマンスしちゃうぐらいの人だから・・・)、狂気なパフォーマンスでその時は自然と撮影大会になってしまう(笑)
ライブの内容と関係無いけど、個人的にDr.Mikannibalのお子さんが着ているSIGHのベビー服が欲しい!あれ、物販で売ってくれないかなぁ。喜んで買って娘に着せたいんだけど(笑)
IMG_2783


IMG_2785

IMG_2797

IMG_4845

写真は良いものが撮れなかったので、当日のライブの模様がアップされてこちらがわかりやすいです







さて、3番手は個人的大注目のCHURCH OF MISERY!先程のSIGHでも前方エリアには人が詰めかけてきたけど、CHURCH OF MISERYの時は更に人が多く詰めかけてきた!やっぱり気になっている人が多かったんだろうね。セッティング中にベースの三上さんが脇から煽ってくるわ、観客とビールで乾杯し始めるわ、とってもご機嫌な模様。やっぱりライブが再開できる喜びが自然と出てきちゃうんでしょうね。ドゥームバンドなのになんだか、ハッピーな気分になるし、こんなに煽りを入れてくるバンドとは聞いていないぞ(笑)

初めて観たCHURCH OF MISERYは本当にカッコよかった!日本が世界に誇るドゥームメタルバンドだけど、ドゥーム以前にロックとしてカッコよいんだよね。ライブも三上さんのストラップが異常に長いベースを弾く姿は独特だし、弾き出す音と髪を振り回しながら弾く姿はカッコイイ!さすがに一線級のプロは違う!ぶっとい音ながらも温かみがあって、ヘヴィなベースサウンドはこのバンドの根幹。

他のメンバーは全員新加入だけど、気合が入ったパフォーマンスで熱かった。特にドラムはグルーヴ感溢れるドラミングで三上さんとの相性もバッチリ(もしかして、ドラムって、EMPIREの人??ド)。注目の新ボーカリストのTAKANOさんは町中であったら絶対に避けたいと思う(笑)狂気なパフォーマンスでこちらも気合が入った感じ。やっぱりこのバンドはボーカルが日本人だと、このバンドならではのカビ臭さ(良い意味で!)が増すから、今後も期待できそうなラインナップのようですね!

ドゥームバンドで熱いって表現は似合わないけど(笑)、先程書いたように、このバンドはドゥーム以前にロックとしてカッコよい音を出すバンドなんで、ドゥームに偏見を持っている人は是非聴いてほしい。根は真っ当なBLACK SABBATH直系のバンドだし、単にヘヴィなだけでなく、音楽的表現がとっても豊かなバンドはそうそういないと思う。

この日のライブ自体は5曲のみで40分ほど?とてもとても、物足りない!
しかし、12月23日に隣の渋谷サイクロンで単独公演が発表!!!うおー、これは行きたい・・・!だが、スケジュールを確認したら、この日は子守しないといけない日なので、彼らの単独公演は2018年に期待かな。もう皆さん、脱退しないでくださいね(笑)

IMG_4843

IMG_4844



この日のCHURCH OF MISERYのライブの模様(フル収録)はYoutubeのバンド公式チャンネルで アップされているので、細かい云々は置いておいて観てください!
 


CHURCH OF MISERY Setlist

01.El Padrino (Adolfo Constanzo)
02.Make Them Die Slowley (John George Haigh)
03.I, Motherfukcer (Ted Bundy)
04.Candyman (Dean Corll)
05.Murderfreak Blues (Tommy Lynn Sells)



この日の最後はドイツからの二人組のMANTAR。ギター兼ボーカルとドラム兼ボーカルの二人だけという構成で、メタル版ROYAL BLOODWHITE STRIPESとか呼ばれているけど、メタルというよりもっとノイジーでパンクな音を出すバンド。アルバムだとメタル成分が多いように思えたが、ライブはもっとノイジー部分が多め!
ライブの立ち位置も独特で、ドラムはステージ前にセットされ、ギターとドラムはステージ横に向きながら演奏するという内容。ギター兼ボーカルのハンノはステージでジッとしている時はほとんど無いと言ってぐらい動き回り、エリンチのドラムの音はとってもデカく、ズシンと来る。

ただし、先程のCHURCH OF MISERYで私の集中力は切れてしまったので、MANTARは後方でマッタリ観てました(^O^;)ライブはノイジー成分が多めなこともあって、ちょっとライブは個人的に好みで無い音になっていたかなぁ。もう少し早い出番だったら、また見方が変わっていたかもしれないが。。


IMG_2859

終盤は自分はガス欠になってしまったけど、どのバンドも非常に濃い内容でよい組み合わせのライブだったと思う!個人的にSIGHDOOMも見れて楽しかったけど、なんといってもCHURCH OF MISERYのライブをやっと観れたことに尽きるわけで。これからの活動は順調に進んでほしいと切に願ってますよー!
ちなみに、このメタルライブイベント、VOL.1となっているけど、VOL.2はあるのだろうか・・・?

プロフィール

sekibow

熱苦しいハードロック、ヘヴィメタル、スラッシュメタル、ドゥーム・ストーナー系メタル、プログレ、そして70年代〜80年代のウエストコースト系ロックを愛するパフュメタラー。Sign of the Hammer Be My Guide

「Amazonライブリンク」は提供を終了しました。
  • ライブドアブログ