Heart Of Steel

買ったアルバムの感想を語る場

ライブレポ

「メタルファンは、死ぬまでメタルファンなんだ。パーマネントに『あ~○○年の夏はSLAYERをよく聴いたよな~』みたいな聴き方をする奴は一人もいないよ」byロブ・ゾンビ

【ライブレポ】HIROMI & EDMAR CASTANEDA@王子ホール 2017.9.28

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上原ひろみがコロンビアのハープ奏者のエドマール・カスタネーダと組んで今年から世界中をツアーしているが、待望の日本でのライブデビューは毎年横浜赤レンガで開催されているBLUE NOTE JAZZ FESTIVAL!今年は9月23日と24日の両日ヘッドライナーとしてドナルド・フェイゲンが出演するし、上原ひろみとエドマール・カスタネーダのデュオもフェス二日目に出演するから二日目のチケットも買い、楽しみにしていたが、なんと、ドナルド・フェイゲンは体調悪化に伴いツアーもキャンセルし、このフェスも開催中止となってしまった。。

上原ひろみとエドマール・カスタネーダのスタジオアルバムは無いが、6月のモントルー・ジャズ・フェスティバルの模様を収録したライブアルバム"Live In Montreal"はBLUE NOTE JAZZ FESTIVAL開催の3日前にリリースされたので即日購入し、予習してきたんだけど〜〜〜〜。

ライヴ・イン・モントリオール(初回限定盤)(DVD付)
上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ
Universal Music =music=
2017-09-20


その"Live In Montreal"には初回限定特典として、上原ひろみとエドマール・カスタネーダの都内イベント応募券が付いていたので、深く考えず応募。そうしたら、見事当選!欲が無い時に当たるというのはこういうことかw応募期限はアルバムが発売されてから五日間しか無かったので、応募母数はそんなに多く無かったようです。イベント時に応募総数は1,000名強だったと話が出ていたけど、これって少ないよね???


イベントの場所は銀座にある王子ホールでキャパは300人ほどのコンパクトな会場。今までの国際フォーラム公演でしか上原ひろみのライブを観たことが無いので、こんなに間近に上原ひろみを観るのは初めて。
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トーク30分、ライブ50分という内容で、トーク時には今までのツアーでの裏話的な内容が中心。エドマールの底抜けに明るい性格のためか、上原ひろみは彼のことを「太陽の子エドマール」と呼んでいるとかwその中でもハイライトはエドマールによる独自にカスタマイズされたハープの説明がとっても為になった!コロンビアハープをベースにし、ベースとギターを合体させたかようなものに作り変えて一人でベースとギターサウンドを同時に出せるようにしたとか!ベースとギターのピックアップをそれぞれセッティングし、一つはベースアンプに繋げていると。なるほどねぇー。ハープのデザイン時代もスポーティーな感じでステレオタイプ的に想起するハープとは全く異なる。

ちなみにエドマールが解説している時にマイクを持っていたのは上原ひろみ。時折、マイクを持つ手が疲れてきた素振りを見せるところは笑った(笑)
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ライブ本編は上原ひろみのピアノをPA通さずに聴けるのって、やっぱり音の響きとかが違うし、雄叫びもバッチリ聴こえるwそして、エドマールのハープは衝撃だった!ハープの固定概念は正にCrush & Burn。ハープでも、こんなグルーヴィーでパワフルな音を出すとは!そして、凄まじい早弾きをするところはまるでハープ界のイングヴェイ・マルムスティーンだ!!wwコロンビアハープをベースにしているため、欧州的なハープとは違い、ラテンカウボーイ的な香りがするところも特徴的かな。とにかく、口をポカンと開けて観る人がステージ上からよく見えると二人がトークパートで言っていたが、意識してても思わず口をポカンと開けてしまう内容だった。

そして、お互い攻撃的な音を繰り出しても、見事に調和しているところはやっぱり凄い。それだけでなく、遊び心も満載。上原ひろみがピアノの側面をパーカッションのように叩き、エドマールもハープの側面を同じくパーカッションのように叩くパートがあり、そこは一気にトライバルな雰囲気になるといった音楽的自由さもある。なんとなく二人共似た者同志?鬼気迫る演奏の中にもとっても楽しそうな雰囲気があるのはThe Trio Projectも同様だったが、それ以上の楽しさを感じるライブだったように思う。

トークでエドマールが最初に上原ひろみのライブを観た時、いつか共演できたらいいなぁと思っていたら、2週間後には共演していた(笑)というエピソードが物語っているように、二人の相性はMCタイム中でも抜群。思わず熱くなってしまう演奏は圧巻の一言。本編最後の"
The Elements : Fire"は正にそれを象徴するような曲!(曲自体はいかにも上原ひろみ!ってな感じですよねー)
  

なお、エドマールが1曲毎にハープのチューニングを行っているため、その間は上原ひろみがMCで補うのがお約束らしいが、「こんにちは」と言っただけで笑いが起きるのは 日本だけでなく、万国共通らしい(笑)鬼気迫る演奏時と違って、ほんわかした雰囲気の彼女のMCというギャップにみんなヤラれちゃうんでしょうね。

ライブとしてはアンコール入れて5曲のみだったが、終了後は観客全員スタンディングオベーション。イベントとは思えない普段のライブと変わらないその熱い演奏はさすがプロだし、日本デビューライブをこうして観れたのはとってもラッキーだった!

いやー、、こりゃ、11月からに日本ツアーに行きたいなぁ。5曲だけじゃ物足りない。そして、PAを通さずに聴くピアノの音の迫力というか音のツヤというか、なるほど皆、Blue Noteで観ようとする気持ちもわかったような気がする。初Blue Noteにチャレンジしてみようかな。チケットが取れれば・・・の話だけど(笑)



Setlist

01.A Harp In New York
02.For Jaco
03.Moonlight Sunshine
04.The Elements : Fire
〜Encore〜
05.Cantina Band 


ユニバーサルミュージックのサイトにはライブ中の写真付きでレポが載っています

【ライブレポ】STING@日本武道館 2017.6.7

STING57th&9thの日本ツアー、日本武道館公演二日目に行ってきました。
2008年のTHE POLICE再結成ツアーで初めてSTINGを見て、その次はSymphonicitiesツアーの時だったので、純粋な?STINGソロライブを観るのは今回が初めて。
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前座はSTINGの息子のジョー・サムナー&THE LAST BANDOLEROSだったが、前回来日(THE POLICE再結成ツアーの時以来)の時と比べて風貌も親父そっくりになっちゃったなぁ~と思ったらSTING本人がいきなり出てきたので、勘違いしちゃいましたよww メインアクトが前座に出るって、前代未聞!しかも、ドミニク・ミラーもギターで出てきているしwそこは親子ならでは演出といったところでしょうか。
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結局、最初の1曲だけの親子共演だったので、あとは息子ジョーの弾き語りコーナー。声はかなり親父似でパワフルで上手い!だけど、見た目は結構ポッチャリ気味で、鍛えてた体を誇示している親父と違う。しかし、息子のジョー42歳ということを知り、私とそんなに変わらないことに、ジョーのことを笑っている場合ではないぞ!と危機感を感じた次第。そのことに気づいただけでも、この前座の価値があった(笑)
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ちなみに、ジョー3曲ぐらいで早々と退散し、あとはTHE LAST BANDOLEROSが前座のメインアクトだったという流れ。観客の大半はえっ!?ジョーはどうしたの??という戸惑いが多かったと思うので、THE LAST BANDOLEROSにどうリアクションしたらいいのかわからない感じのようだった気がする。演奏もしっかりとしてなおかつバンドだったから、息子よりは楽しめたんだけどね。カントリー風味のあるバンドかな?
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さて、本編のSTING。去年リリースした新譜"57th&9th"はロック回帰作という宣伝ほどそこまでロックしているわけではなかったし、THE POLICE再結成時と比べてもロックしているとは思っていなかったので、ソロの名曲の数々が本来のバンド形態で聴ければ十分と思っていたら、想像をはるかに超えてロックしているライブで、これはとっても嬉しい驚きだった!
 

”Synchornicity II””Spirits In Material World”THE POLICEナンバーからスタートし、だれるようアレンジでもなく、非常にキビキビとした演奏がとっても印象的。THE POLICEの曲も思った以上に沢山やるという内容で、しかも演奏面が非常にタイト!下手にキーボーディストがいないためか(曲によって、THE LAST BANDOLEROSのアコーディオン担当が出て来る程度)、新譜も余分な装飾を取り除いた内容だったこともあるのか、ドラム、ギター二人、コーラス隊(息子のジョーTHE LAST BANDOLEROSがコーラス担当)、ベース&ボーカルというシンプルな編成もあって、変にジャジーなアレンジになるとかそんなことはなく、オリジナルに対する再現度合いが高かったと思う。

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ソロでは長年の相棒となったギターのドミニク・ミラーがいるけど、ドラムともう一人のギターは若手。ギターはあとで教えてもらったけど、ドミニクの息子さんだったんですね。親父と一緒にギターハーモニーする場面もあれば、ソロも結構弾いていたので、なかなかの実力者?バックコーラス隊にはSTINGの息子ジョーと、THE LAST BANDOLEROSの面々が務めているので、結局、これってファミリーツアーかよ!ww
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話が少し逸れたけど、ドラムは後で調べたら、ジョシュ・フリースだったのですね。GUNS N’ROSESにも一時期在籍していたというドラマーで、他にはNINE INCH NAILSSLASHのアルバムなどにも参加していた、どちらかというとHR/HM畑系なドラマー?そのパワフルなドラミングでバンド全体を後押しをするもんだから、やっぱりどう演奏してもロックな曲になるしかいないということかな。その分、THE POLICEとの違いが逆に明確になった分、”Message In A Bottle""Walking On The Moon"などはソリッドなドラミングより、スチュワート・コープランドのようなしなやかなドラムとあのフィルインが欲しくなったことも事実。しかし、”Roxanne”はそのソリッドなドラムがかなりマッチしていて、本編のハイライトだった気がする。贅沢を言えば、今のSTINGTHE POLICE再結成がもう1回あれば、前回再結成時より更にシャープな音で聴けたら、もう言うこと無いですね。”Next To You”は再結成THE POLICEよりもテンポ早かったような気がするし、この勢いがあって思わずエアギターしたくなるタイトな感じこそ、本当の ”Next To You”を聴けた気がする。


STINGのソロ曲に関しては当然、新譜からの曲が多めだったけど、アルバムで聴くよりライブだと「Raw」な魅力が増してライブ映えして結構良かったし、観客も盛り上がっていたように思えた。それにコントラストを付け加えるかのように、往年のソロ名曲群はしんみりとしたタイプの曲が多かったように思えたけど、この辺のバランスの妙もあって、STINGも最後までパワーを保っていたし、もうすぐ66歳って本当?と思うほど若々しさを感じた。本編途中でも息子のジョーと絡むシーンがあったけど、どっちが親父?って思えるぐらいだし(笑)
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アンコールは2回あり、最後の最後はSTINGのナルシストっぷりも存分に出てなおかつ最高に美しい"Fragile"でしんみりと締める構成は息の飲むほど、素晴らしかった。STINGのアコギの音も素晴らしかったし。
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初めてSTINGを見た2008年のTHE POLICEライブから9年で、STINGはその間、一回年相応に老けてしまったが、また往年のパワーを取り戻したところが凄いですね。ロッカーとしてまだまだやるべきことがあると感じているように思えるので、ファンが楽しめる期間は確実に更に延びたと言えるでしょうね!そんな幸福感に包まれたライブだったと思う。
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Setlist

01.Synchronicity II (THE POLICE)

02.Spirits In The Material World (THE POLICE)

03.Englishman In New York

04.I Can’t Stop Thinking About You

05.Every Little Thing She Does Is Magic (THE POLICE)

06.One Fine Day

07.She’s Too Good For Me

08.Mad About You

09.Fields Of Gold

10.Petrol Head

11.Down, Down, Down

12.Shape Of My Heart

13.Message In A Bottle (THE POLICE)

14.Ashes To Ashes (DAVID BOWIE Cover)

15.50,000

16.Walking On The Moon (THE POLICE)

17.So Lonely (THE POLICE)

18.Desert Rose

19.Roxanne  / Ain’t No Sunshine

1st Encore~

20.Next To You (THE POLICE)

21.Every Breath You Take (THE POLICE)

2nd Encore

22.Fragile


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 英国人、ペットボトルの水でなくティーカップ(笑)

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プロフィール

sekibow

熱苦しいハードロック、ヘヴィメタル、スラッシュメタル、ドゥーム・ストーナー系メタル、プログレ、そして70年代〜80年代のウエストコースト系ロックを愛するパフュメタラー。Sign of the Hammer Be My Guide

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