Heart Of Steel

買ったアルバムの感想を語る場

音楽レビュー

「メタルファンは、死ぬまでメタルファンなんだ。パーマネントに『あ~○○年の夏はSLAYERをよく聴いたよな~』みたいな聴き方をする奴は一人もいないよ」byロブ・ゾンビ

【レビュー】BLUE OYSTER CULT "Fire Of Unknown Origin"

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DEEP PURPLE、RAINBOW、WHITESNAKE、BLACK SABBATH、DIO、IRON MAIDEN
等、数え切れないほどのハードロックの名盤に深く関わっていた音楽プロデューサー、マーティン・バーチが先日亡くなったニュースが流れた。


71歳という年齢で亡くなったことに驚きが。経歴からしてもっと歳を取っている人というイメージがあったけど、多くの人もそう思っていた模様。計算するとDEEP PURPLE"In Rock"の時はまだ22歳だったとは!!IRON MAIDENの1992年作品"Fear Of The Dark"を最後に音楽プロデューサー業を引退したと聞いていたけど、その時でもまだ40代半場。彼が引退してからHR/HMを聴き始めたので、リアルタイムでマーティン・バーチが関わった作品を追ったという経験が無かったためか、彼が亡くなったニュースはどこか遠い世界の話にも思えるが、彼がいなかったら、今のHR/HMシーンも大きく違っていたと思う。

彼の手掛けた作品をWikipediaで見ていたら、ほとんどが英国アーティストだが、その中で数少ないアメリカのバンドがあった。それはBLUE OYSTER CULT。バンドの歴史的にはちょうど80年代に差し掛かろうとしたところでよりポップな路線を模索していた時。1979年の"Mirrors"がポップになり過ぎて、その振り戻しとしてマーティン・バーチをプロデューサーに迎えて"Cultösaurus Erectus""Fire Of Unknowon Origin"をリリースしたという流れでいいのかな?


少し話を変えるが、BLUE OYSER CULT(以下BOC)を最初に知ったのはどこだったか・・・。おそらくBurrn!誌だと思うが、そこでアルバムのディスコグラフィーが掲載されていて一番記憶に残ったのは"Fire Of Unknown Origin"だったと思う。魔女達なのか邪教の司祭達なのかは不明だが、異様な集団がズラッーと並んでいるそのジャケのインパクトは絶大で、BOCはとってもEvilなバンドと思ったほど。その後、2001年に国内版紙ジャケ盤がリリースされたので買って聴いてみたら意外と普通な音だと気付いたが(笑)でも、THE DOORSに通じるカラッとしていてもどこか漂う不気味さは魅力的だった。

今年になって、レコードプレーヤーを買ってレコードを色々と買っているが、Epic、Columbia関連のアナログ再発専門のMusic On Vinylというレーベルは良質なリイシュー作品を多く出していることを知り、7月にこのBOC"Fire Of Unknown Origin"も再発されていた。
BOCは1978年のライブアルバム"Some Enchanted Evening"以降はチェックしていなかったが、このニュースを聞き、BOCを最初に知ったときにあのジャケのインパクトを思い出して速攻でオーダー。

水色に施された盤とあのジャケはレコードだと更に大きなインパクトがある。
手元に持って水色のジェルのようなものはなんだろう?(笑)
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1980年の作品らしく、当時よくあるタイプのキーボード音が入るキャッチーなタイトル曲"Fire Of Unknown Origin"からヒットした"Burnin' For You"といい、確かにそれまでのBOCと比べるとかなりキャッチーでポップだ。でも、その2曲だけ飛び抜けてキャッチーで他の曲は後追いで聴いている身としては十分BOCらしいサウンドだと思う。そして、底抜けに明るいわけでもなく、ヘヴィになり過ぎず、そこまでカビ臭いわけでもない、その辺のバランス加減が魅力だと思う。そのバランスの良さはやはり、マーティン・バーチのおかげなんだろうか?
Music On Vinyl盤、おそらく2012年リマスター盤の音と思われるが、各楽器の分厚く鳴り響き、迫力があるサウンドだと思う。ちっともポップな音作りではなく十分「ヘヴィ」である。アナログ盤だと、よりその傾向が強いので、このアルバムの魅力を120%楽しむにはもってこい。水色のレコード盤はジャケットとマッチしているので、所有欲もバッチリだ(笑)






Fire of Unknown.. -Clrd- [Analog]
Blue Oyster Cult
Music on Vinyl
2020-07-10




 

【レビュー】WHITESNAKE "The Rock Album"

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全く期待していない分、意外とよかったりすると、そのギャップにやられることがあるが、今回久しぶりに取り上げるアルバムはまさにそれ。


WHITESNAKEの新しいアルバム"The Rock Album""Slide It In"以降のアルバムの中でロックソングばかりを集めたものだが、このアルバムを聴く前には、このアルバムの立ち位置をキチンと把握しておく必要がある。ちなみに、バラードソング、ブルーズ系ソングを集めたアルバムの発売も今後予定されているらしい。。

これはベストアルバムではない。選曲を見ると、それが一目瞭然だが、まず音について言うと、新曲1曲以外は全て新しくリミックスされている。つまり、オリジナルに無い音を足したりしている。リミックス加減がいい加減だとオリジナル聴いた方がいいよね、となるのだが、このアルバムはそのさじ加減が絶妙。オリジナルを何度も聴いたことがある人なら、そのちょっとした違いが楽しめる。だからといって、オリジナルに慣れた耳に対する違和感も最小限。もしかしたら初めてこのアルバムでWHITESNAKEに触れる人がいたら、今時な音作りに少しアップグレードされているので、古臭い音とも思われない。リミックスの好例とも言うべき内容に仕上がっていると思う。

ちなみにリミックスの好例で個人的に気に入っているのはスコット・ゴーハムDEF LEPPARDジョー・エリオットによるTHIN LIZZYのリミックス。ライブバージョンをスタジオアルバムで再現したような出来上がり。スコット・ゴーハムがギターを付け足している模様ですが。



ベストアルバムではないと先ほど、選曲を見るとそれがよくわかる。 
最も人気のある"Slide It In""Serpens Albus""Slip Of The Tongue"が占める比重は高くなく、"Slide It In"以降のアルバムからバランスよく選曲されている点だ(去年リリースされた最新オリジナルアルバム"Flesh & Blood"は直近過ぎるので選曲対象外と思われる)。
海外だとソロ名義にされた"Restless Heart"や、デイヴィッド・カヴァデールのソロアルバム"Into The Light"からも選曲されている。特に後者はWHITESNAKE名義でも無いのになんで入っているの!?と思っていたら、 デイヴィッド・カヴァデールのインタビューがその疑問に対して回答している。要するに「俺がこれは、WHITESNAKEといったらそうなの!」ということらしい(笑)

選曲からデイヴィッド・カヴァデールの意図を読み解くと、影が薄かった"Restless Heart"へ再び焦点を当てることや、ファンの間ではおそらく存在が少し軽くなりがちなバンド再始動後の"Good To Be Bad""Forevermore"への再評価を狙っていたと思われる。"Restless Heart"からは3曲!も選曲されているし。その"Restless Heart"のギターはエイドリアン・ヴァンデンバーグだが、リミックスでは現WHITESNAKEのジョエル・ホークストラのバッキングギターに取り替えられていて、エイドリアンのギターはソロパートしか残っていないのは少し悲しいかもしれない(笑)

とにかく、"Restless Heart"以降のアルバムは久しぶりに聴いた曲が多いので(個人的に例外はソロアルバム"Into The Light""Forevermore"をちょくちょく聴くほど好き)、新鮮に聴こえて、こんなに良い曲だったっけ?と思うほど、リミックスとしては成功した部類に思うはそんな側面があるからだと思う。


"Always The Same"は現メンバーによる新曲(正確には"Flesh & Bloodからの未発表曲)



"Restless Heart"
アルバムのデビカバ自身のライナーノーツによると"Restless Heart"のボックスセットプロジェクト(!)も進行しているらしい・・・



"Restless Heart"からの"Anything You Want"も公式Youtubeチャネルで公開されている。ボックスセットも予定しているから力を入れて公開しているのかしらん?(笑)WHITESNAKEをリアルタイムで聴き始めたのはこのアルバムからだったりするので思い入れはちょっと強い。



"Give Me All Your Love"
ギターが少し後ろに下がって、キーボードとボーカルより前に出した感じかな?曲全体のバランスとしては2020年リミックスが正解と思うが、ギターの音量が下がったのは少し不満(笑)
ギターソロはアルバムバージョンとシングルバージョンをミックスさせたような出来上がり。



"Still Of The Night"
特にエンディングが一番変わったところ。フェードアウトして終わるオリジナルと比べて2020年リミックスはキチンと終える。


とまあ、オリジナルとの違いを楽しみつつ、新たなバージョンとして素直に聴ける出来のアルバムだと思うので、WHITESNAKEファンとしては聴いて損は無いと思う!


ザ・ロック・アルバム
ホワイトスネイク
ワーナーミュージック・ジャパン
2020-06-19


 

【レビュー】TOOL "Fear Inoculum"

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TOOLの13年振りとなるニューアルバム"Fear Inoculum"、毎年今年こそは出る、いややっぱり来年かも・・という繰り返しだったので、まさに待望のアルバム。8月末にリリースされたが、CD盤は初回限定盤しかなく(!)、タワレコオンラインでオーダーしていた分は9月中旬に発送されるでないか!発売日から聴くにはストリーミングサービスやダウンロード販売を使うしかなかったが、ここはグッと我慢。こういう時は焦った方が負けなのよね!


そして、やっとCD盤が届いた!えっ、なんだこの梱包は・・・。
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もっと大きなものかと思ったが、予想よりはコンパクト。輸入盤しか無いのだが、日本のショップ経由で買うとソニーが輸入元として販売しているそうで、日本独自のラベルが貼られていた(国内盤は出す気が無いのか、本国から許可降りないのかどちらだろう?)
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注意書きを読むと、え!!??「パッケージを開くと、ビデオが自動再生され大きな音声が流れます」って、書いてあるけど、なんじゃ、こりゃ!?
少々ビビりながら封を切ってパッケージを開くと、パッケージにと一体化された4インチサイズのスクリーンに映像と音声が自動再生される。パッケージの中も含めて前作の"10,000 Days"のアートワークの流れを組んでいるかような異型のキャラと画面を覆い尽くす限りの目玉の映像に不協和音な音が流れるという内容。パッケージを閉めると自動的に再生が止まって、開くとまた最初から再生されるという仕組み。一応再生・停止ボタン、音量調整ボタンはあるが早送りはできないwまだ最後まで映像観ていませんww
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内蔵のリチウム電池で動いているらしく、電池が切れたどうするの!?と思ったところ、中に充電用のコネクタとUSBケーブルが同梱されていた。こんな仕様のアルバムは初めてだ!(笑)
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映像を見ながらアルバムを聴くとよりディープに世界観に浸れるということなのだろう。しかし、CDを取り出すには必ずパッケージを開く必要があるから、CDを出し入れをする度に映像と音が流れるこの仕様は段々と面倒くさくなるw強制的に映像を見てほしいというバンド側の強いメッセージを感じる仕組みだ(笑)

あと、少し驚いたのがブックレットに全曲歌詞が掲載されていること!少なくとも過去3作は歌詞の掲載がなかったので、これは地味な驚き。 
そして、MP3ファイルがダウンロードできるDLコード付き。アルバムは全10曲だが、収録時間の関係上CD盤は7曲のみ。残りの3曲はストリーミングなどのサービスで聴く方法もあるが、ストリーミングを使用しない人もいると思うので、配慮としては嬉しいかな。

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試しにMP3ファイルをダウンロードしてみたが、320kbpsのビットレートだったので、せめてCD音質と同等のビットレートは欲しかったところ。。私はCDからリッピングできる分はApple Losslessで置き換えておきましたw

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さて、パッケージに関してはこれぐらいにして、肝心の音はどうか!?
アルバムを3周ほど聴いてうえでの感想としては、TOOLらしさに溢れた内容クォリティでまずは一安心。10分以上の曲が多いから全貌を掴むまでは時間がかかるが楽曲に馴染みが出てくると新たな発見が次々に出てくる、正に噛めば噛むほど味が出るアルバム。

アダム・ジョーンズのキレのあるリフワークに、ダニー・ケアリージャスティン・チャンセラーの鉄壁のリズム隊は相変わらず素晴らしい。特にダニーのドラムは気持ち良いぐらいのドラムサウンドと怒涛のドラムフィルの入れっぷりは過去最レベルかも。音質も過去最高によく、各楽器のナチュラルな音作りの鳴りっぷりが実に気持ちよく、このバンドでしか生み出せないグルーヴが120%表現されていると思う。ボーカルのメイナード・ジェームス・キーナンは少し後ろに引っ込んだ感がある印象だが、それは単に曲が長いからそう感じるのかなぁ。


特に皆が驚くようなサウンド面の変化はないが、動と静のコントラストが今まで以上に際立っておいると感じた。今までと少し変わったなと思ったのは"Descending"の中間部分のインストパートはTOOLにしてはかなりキャッチーな内容だったり、"Chocolate Chip Trip"はTOOL版"Moby Dick"といった感じでダニーのドラムソロが堪能できるところかな。
そんな変化球も多少ありながらも、CD盤も最後を締める"7empest"はアルバムの中で最も長い15分弱の曲でその重厚っぷりに圧倒!
 

アルバム3周以上してもこれが傑作かどうかはまだ断定できないが、何度も聴いてアルバムの全貌を知りたくなる中毒性の高いアルバムであることは間違いない。取っ付きやすさは前作の"10,000 Days"が一番だと思うが、"Fear Inoculum"はどうかな・・・?アルバムの中盤辺りから本気を見せる感じの内容だが、聴き終えた後は・・・・・・やっぱり傑作だな!と思う。最初はイマイチと思っても最低3周は聴いてください(笑)私は3周目にパッと視界が開いた感で、そこからもうこのアルバムはたまらんです。


それにしても、こんな濃厚でディープなアルバムがテイラー・スウィフトのアルバムを追い抜いてアメリカのビルボードチャート1位獲得はエピックメイキングな現象だと思う。
アメリカの音楽シーンの懐の深さを感じる現象で、羨ましいなぁ。。


TOOLの名に相応しいこの新譜を引っさげてツアーを開始する彼らだが、来日公演もぜひ期待したいところ。TOOLライブ初体験は2007年のZEPP TOKYO単独公演で、独特のスクリーン映像とスポットライトを全く浴びないメイナードの姿が強烈だったが、それ以上に楽器陣の繰り出すアンサンブルの素晴らしさにKOだった。その次は2013年のOZZFEST JAPANで観たが、次に出るトリのBLACK SABBATHに集中したかったので、ちょっと印象が薄くなってしまった^^;


というわけで次は単独公演を是非!!アダム・ジョーンズ、実はなかなかの日本通と判明したので、来日公演は確実でしょう!!(笑)

【レビュー】LINDA RONSTADT "Live In Hollywood"

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ウエストコーストを代表するシンガー、LINDA RONSTADTのなんと(!)、初となる公式ライブ・アルバム"Live In Hollywood"がリリースされた。
2013年にリンダ・ロンシュタットはパーキンソン病であることを発表し、歌手活動は引退してしまったが、40年以上におよぶキャリアで初の公式ライブアルバムが出るって、ちょっと驚き。

なんとなくブートっぽいジャケが少し気になっていたがリリースはRHINOからだし、実際に聴いてみたら商品としてなんの問題もないレベル。


このライブアルバムは1980年、アメリカのTV局であるHBOの特別番組用にハリウッドのスタジオで収録されたもの。1980年というとリンダ・ロンシュタットの人気絶頂期でもあるし、バックのメンバーも凄い!ギターのダニー・コーチマー(CAROL KING、JAMES TAYLOR etc...)、キーボードにビル・ペイン(LITTLE FEAT etc...)、ドラムにラス・カンケル(JONI MITCHELL、CAROL KING、JAMES TAYLOR etc...)といった安定抜群過ぎるメンバーを従えてのライブ。
バックメンバーの存在感がありつつも、リンダを一番に映えることを念頭にしたバランス感覚が素晴らしい。 ("You're No Good"では6分間におよぶジャムもやっているけど!)
そして、リンダのボーカルは力強くて味がある。ライブだとその辺がより際立つのでこのライブアルバムは貴重な一枚となると思う。


なぜ、 このタイミングでライブアルバムがリリースされたのかはライナーノーツに詳しく書かれているので簡単に紹介すると、リンダのマネジメント会社のジョン・ボイランがこのライブの粗悪なブートDVDを発見したことをがキッカケでそこから、音と映像の権利はリンダの会社が所有していることがわかり、マスターテープを探し出せばキチンと商品化できる・・・と思ってもマスターテープがなかなか見つからない。しかし、ある偶然の連鎖が起きてマスターテープをとうとう発見し、それが僕やファンの手元に届いているわけだが、なるほど、天文学的な確率で商品化されたと思うと、ちょっと凄いな!


アルバムには12曲収録。実際はもっと収録されていたわけだが、リンダ自身が選曲したということでファンは納得かな。"It's So Easy""Willin'""Blue Bayou""Desperado"といった曲もキチンと入っているし、↑にも書いたけど"You're No Good"は豪華メンバーのジャムもあるのでボリュームとしては満足できるレベルだと思う。

音楽を聴くだけだったら、ライナーノーツの情報は不要だけど、この情報があると、このアルバムに対する見方も少し変わるしもっと聴き込むキッカケとなるから、自分にとってこうした情報は音楽を聴く上でのスパイスだと思うな〜。

最後にYoutubeにはRHINOからこのライブの正式動画がアップされているのでご紹介。
うーん、映像も良いっすね。映像作品としても正式にリリースしてほしいところ。

"Just One Look"



ライヴ・イン・ハリウッド
リンダ・ロンシュタット
ワーナーミュージック・ジャパン
2019-02-01

 

 

【レビュー】RIVAL SONS “Feral Roots”

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クラシックロックを現代に体現するバンドは日本だとウケがイマイチというか、人気が無いけど、そこに風穴を開けるかもしれないのが1月の来日公演が記憶に新しいGRETA VAN FLEET

その来日公演中に通算5枚目の新譜をリリースしたのが、カリフォルニア出身のRIVAL SONS
2011年にデビューした時に完成度の高さとLED ZEPPELINTHE DOORSをミックスしたかのようなサウンドは衝撃的で、その後は順調に活動を続け、人気もアルバムを出す度に広がってきた(日本以外ではw)。

そして、今作はEaracheから離れ、メジャーのAtlanticへ移籍!!更にステップアップする舞台は整い、そして待望のニューアルバム”Feral Roots”を発表!!期待していたけど、想像以上!!このアルバムでRIVAL SONSはこの手のクラシックロック体現バンドの中でも抜き出た存在と改めて証明してくれたのではないでしょうか〜。

今回はボトムが更に効いた音作りに変わっていたのがサウンド面での特徴だが、アルバム後半の楽曲は万華鏡の如きカラフル。そして更に音の深みが増して多様性溢れる音楽がこのバンドをまた一段高いステージに押し上げたと思う。

アルバム前半は従来のRIVAL SONS節満載!といったところだが、

アルバム1曲めの"Do Your Worst"



アルバム5曲目の"Feral Roots"から少し雰囲気が変わってくる。
LED ZEPPELINTHE ROLLING STONESの神秘性をミックスしたかのようなタイトル曲で、
スコット・ホリデーのタメの効いたギターソロも素晴らしい。
"Feral Roots"


8曲目の"Imperial Joy"は1曲の中に複数の曲が入っているかのような曲。そんな曲でも様々な歌い方ができるジェイ・ブキャナンはやはり凄いシンガーだ!日本ではもっと評価されるべきシンガーだと思う。

"Imperial Joy"



9曲目の"All Direction"はバラードタイプの曲で、LED ZEPPELIN"The Rain Song"を少し想起させる。それだけで終わらずに後半は激しく展開するなど、RIVAL SONS流パワーバラードといった感じ。
"All Direction"


そして、最後を締める"Shooting Star"はゴスペルの色合いを感じさせ、思わず大合唱したくなる曲。POISON"Stand"にも近いところがあるかな?ライブだときっと大合唱が起きて盛り上がるだろうなぁ〜。。
"Shooting Star"
 

早速、ライブで披露されて盛り上がっている!!
 


こうして聴いているとアルバム前半も素晴らしいが、更に素晴らしいの後半部分。今まであった、LED ZEPPELINPINK FLOYDのオマージュ的な曲から更に自分たちのカラーに染め上げた楽曲が多く締めるようになり、RIVLA SONSならでは音の今作で完全に出来上がったと思う。偉大な先人達と比べれることが多かったけど、その辺はこれでやっと卒業できるようになったかな!?

GRETA VAN FLEETと比べるのもナンセンスだが、彼らに足りないも味わい深さやロックの妖しさはRIVAL SONSが持っていると断言できる(笑)もちろん、彼らの方が先輩格でロック界の酸いも甘いも経験しているから、表現できる領域が広いのは当然だけどね。

要するにGRETA VAN FLEETを絶賛しているメディアはキチンとRIVAL SONSも取り上げた上で評論してほしい。日本盤がリリースされていないと日本の雑誌に取り上げ辛いのは知っているけど、そんな大人の事情はどうでもよくて良いバンドは多くの人に知ってほしいというファンの素直な欲求です。
世の中にはもっと凄いバンドがいるんですよ!!! 

さて、それでも日本での見通しは厳しい模様だけどフェスの出演などで、一発逆転をどこかで期待しています!


FERAL ROOTS
RIVAL SONS
ATLAN
2019-01-19


プロフィール

sekibow

熱苦しいハードロック、ヘヴィメタル、スラッシュメタル、ドゥーム・ストーナー系メタル、プログレ、そして70年代〜80年代のウエストコースト系ロックを愛するパフュメタラー。Sign of the Hammer Be My Guide

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