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ウエストコーストを代表するシンガー、LINDA RONSTADTのなんと(!)、初となる公式ライブ・アルバム"Live In Hollywood"がリリースされた。
2013年にリンダ・ロンシュタットはパーキンソン病であることを発表し、歌手活動は引退してしまったが、40年以上におよぶキャリアで初の公式ライブアルバムが出るって、ちょっと驚き。

なんとなくブートっぽいジャケが少し気になっていたがリリースはRHINOからだし、実際に聴いてみたら商品としてなんの問題もないレベル。


このライブアルバムは1980年、アメリカのTV局であるHBOの特別番組用にハリウッドのスタジオで収録されたもの。1980年というとリンダ・ロンシュタットの人気絶頂期でもあるし、バックのメンバーも凄い!ギターのダニー・コーチマー(CAROL KING、JAMES TAYLOR etc...)、キーボードにビル・ペイン(LITTLE FEAT etc...)、ドラムにラス・カンケル(JONI MITCHELL、CAROL KING、JAMES TAYLOR etc...)といった安定抜群過ぎるメンバーを従えてのライブ。
バックメンバーの存在感がありつつも、リンダを一番に映えることを念頭にしたバランス感覚が素晴らしい。 ("You're No Good"では6分間におよぶジャムもやっているけど!)
そして、リンダのボーカルは力強くて味がある。ライブだとその辺がより際立つのでこのライブアルバムは貴重な一枚となると思う。


なぜ、 このタイミングでライブアルバムがリリースされたのかはライナーノーツに詳しく書かれているので簡単に紹介すると、リンダのマネジメント会社のジョン・ボイランがこのライブの粗悪なブートDVDを発見したことをがキッカケでそこから、音と映像の権利はリンダの会社が所有していることがわかり、マスターテープを探し出せばキチンと商品化できる・・・と思ってもマスターテープがなかなか見つからない。しかし、ある偶然の連鎖が起きてマスターテープをとうとう発見し、それが僕やファンの手元に届いているわけだが、なるほど、天文学的な確率で商品化されたと思うと、ちょっと凄いな!


アルバムには12曲収録。実際はもっと収録されていたわけだが、リンダ自身が選曲したということでファンは納得かな。"It's So Easy""Willin'""Blue Bayou""Desperado"といった曲もキチンと入っているし、↑にも書いたけど"You're No Good"は豪華メンバーのジャムもあるのでボリュームとしては満足できるレベルだと思う。

音楽を聴くだけだったら、ライナーノーツの情報は不要だけど、この情報があると、このアルバムに対する見方も少し変わるしもっと聴き込むキッカケとなるから、自分にとってこうした情報は音楽を聴く上でのスパイスだと思うな〜。

最後にYoutubeにはRHINOからこのライブの正式動画がアップされているのでご紹介。
うーん、映像も良いっすね。映像作品としても正式にリリースしてほしいところ。

"Just One Look"



ライヴ・イン・ハリウッド
リンダ・ロンシュタット
ワーナーミュージック・ジャパン
2019-02-01