Heart Of Steel

買ったアルバムの感想を語る場

Perfume

「メタルファンは、死ぬまでメタルファンなんだ。パーマネントに『あ~○○年の夏はSLAYERをよく聴いたよな~』みたいな聴き方をする奴は一人もいないよ」byロブ・ゾンビ

【ライブレポ】Perfume@さいたまスーパーアリーナ 2022.10.29

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Perfume
が新しいアルバム"Plasma"を引っさげての全国ツアーのさいたまスーパーアリーナ公演初日に行ってきた。


こうしたニューアルバムに伴うツアーは2018年のFuture Popツアー以来だから4年振り!?
2020年のP-Cubeリリースに伴うツアーは東京ドーム二日目が開始数時間前にコロナの影響で急遽中止になったり(その日は行く予定で、会場にそろそろ行くか・・と思ったら中止の報を聞いた)、昨年のpolygon wave公演はコロナ渦の中を逆利用して、アリーナを全てステージに変えてしまった例外的なショウだったですからね。


今回は娘と一緒に観ることに。もちろん、娘は初のPerfumeライブ。最近はちょっとPerfumeへの興味が薄れつつつあるような気もするが、小さい頃から何度もPVを観ていたからDNAレベルで彼女達の音楽は染み付いているはず!(笑)


今回は物販は買わなかったけど、Perfume Closetのブースはフォトブースっぽい感じになっていましたね。オンラインで購入できるし、チケット持っている人でないと物販ブースには入れなかったようなので、早めに会場に行った時は人も少ない感じだった。
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しかし、開場したら多くの人が集まり、娘もテンションが上がってきた!?(笑)
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今回は全て電子チケットでチケットの提示はスマホの画面から。6歳の娘は当然スマホは持っていないので、その場合はどうしたらいいのかHP等では特に明記がなく、会場スタッフに聞いてね、ぐらいしか表記がなかったが、入場列のスマホを持っていない人向けのレーンが用意されていた。そこで自身の電子チケットの提示や名前・電話番号・身分証明書を提示して、照合してもらい、無事に親子で入場。このレーンにわざわざスタッフが3人ほど常駐しており、手厚いですなー。照合を待っている間に娘に話かけてくれたスタッフのおねえさんの心遣いが嬉しかった。


座席はアリーナ席だったが、なんと!ステージがすぐそこにある良席!!!!!
今回はラウンドステージで、中央のステージから花道がいくつか出ている構成なのかな?
初めてのPerfumeライブでこんな席とは娘には贅沢過ぎるw
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ステージに近い分、スピーカーも近いということなので、娘のことを考えると音量の大きさがちょっと心配だったりも・・・。
さいたまスーパーアリーナのスタジアムモードではなく、LOUD PARKぐらいの広さの設定かな?Perfumeがここでライブを行ったのはJPNツアーの時まで遡ることになるらしいが、その時はスタジアムモードでこんなにこの会場は大きくなるのね!とびっくりしたが、今回はそこまでのキャパは見込んでいない模様。


さて、ライブは新譜"Plasma"を中心とした構成となっており、3人は中央のステージの天井から登場するという演出で登場。実質1曲目の"Flow"は浮遊感あるミッドテンポな曲でまずはゆったりとスタート。
そして、polygon waveライブでキーとなる曲だった"ポリゴンウェイヴ"が早くも登場。更に畳み掛けるように"再生"で場内はヒートアップ。娘はここまで座席の上に立って観ていたが、ここで早くも抱っこを要求。やはり音のデカさ(防音ヘッドホンはしている状態でも)と非常に凝ったライティングは小さな子にとっては情報過多だったのか・・・。ここから娘を抱っこしながら、自分も身体を曲に合わせて揺らして観るというハードモードに。もちろん、合間合間で椅子の上で立ってもらっていたが、ライブの細かいところはあまり覚えていない(笑)



娘はライブを楽しんでいてくれているかな?音の大きさで耳が痛くないかな?とか、そっちに意識を集中してしまっていた感があったけど、それでも印象的なシーンだと思ったところいくつもある。


まずは久しぶりにライブでやった"ナチュラルに恋して"。今でいうシティポップ的なタイプの曲で大好きだし、ステージ構成が初めて東京ドームでライブを行った時と似ているので、その時にもやっていたことを思い出してくれて、更に懐かしい気持ちにも。この曲の踊りは可愛いし、スタイリッシュでやっぱりいいよな〜。東京ドームの時ははるか遠くで観る感じだったが、今回は花道で間近で観ることができたので感無量でした!(笑)




そして新譜からの"Spinning World"
ステージ中央でを取り囲むスクリーンの演出も使いながら、非常に凝った演出ながらも、更に洗練されて大人な色合いを増した楽曲はライブだと更に魅力的。これは他のPlasmaからの楽曲全てに言えることだと思うので、やはりPerfumeはライブで楽曲が最終的に完成するんだな!って、改めて思った。



長いMCの時は娘もさすがに集中力が切れてしまう時だったので、細かいところは覚えていないのだが、最初のMCのときにあ〜ちゃんが客入りが3割しか入らず声出しOKとなった宮城公演の話をしていたのが印象的だった。ライブでの声出しについて思うところが結構あったらしく、海外のアーティストだと日本で声出しが実質OKなのに、邦楽アーティストだと声出しNGという矛盾した状況について少しぼかしながら話をしていた。そして、大事なのには観る人の意識を変えないといけない!と言っていて、これは本当にその通りだなーと思った。
個人的には飲食店ではマスクを外しておしゃべりしている光景が戻ってきているのに、ライブだとそれがNG、何が違うんだろうね?と思うから、エンターテイメントだけを痛めつける世の中は変わってほしいところ。

ちなみにこの公演の1週間後に同じ会場でGUNS N' ROSESのライブを観たけど、声出しは実質容認されていたので、何の違いがあるんだろうか?(笑)それこそ観る側の意識の問題だよね。


ライブについて話を戻すと、終盤でグッと来たのは"Puppy love"!これも久しぶりのような気がする。
例の上下上上、下上下下は声は出せなくても振りは一緒にできるので、楽しかったけど、抱っこをせがむ娘にはさすがに一緒にこの振りをやろう!と説得した(笑)



そして、ライブの実質の締めは新譜からの"さよならプラスティックワールド"
NHKのみんなのうたで流れていた曲で、アルバムでも最後を締める曲だけど、ライブでも最後を締めるのが最も映える曲だと思う。
そのエヴァーグリーンでどこかチルアウト的な雰囲気を持つこの曲はアルバムの中で特に輝きを発している曲なので、今後の定番になったらいいなー。娘的にはみんなのうたで馴染みが特にあるので、最後に集中力を再び高めてくれる曲があってよかった(笑)



ライブ全体としては新たな演出も入れつつも、ステージ演出に頼らない曲と踊りと観客とのコミニュケーションを基本としたPerfumeの原点的にものに少しより戻した感があった。コロナ渦がなければコミュニケーションの部分でもっと何かあったかもしれないが、現状の中では精一杯できることやったのではないだろうか。あ〜ちゃんのっちかしゆかの3人は年齢を重ねるごとに更に美しくなり、間近で観れたので大満足です!(笑)

さて、娘曰く、ライブはとっても楽しかった!と。ただ、音が大きくて眩しかったと表現していたので、やっぱりまだ6歳の娘には情報過多な感じだったので、ちょっと時期尚早だったかもしれない^^;
でも、後々、「私はあの時のPerfumeライブに行ったんだよ〜」と自慢できると思ってくれたら、これ以上嬉しいことは無い(笑)
親のエゴだけで言えば、娘が生まれてPerfumeがまだ活動を続けてくれていたら、一緒にライブに行きたいというのはちょっとした夢でもあったので、それを叶えることができた。これも3人が常に安定した活動を続けてくれたことに感謝。安定した活動を続けるのは非常に大変なことだと思うので、そういう意味でもチームPerfumeは凄い!

でも、次はファミリー席用意してください・・・・・!!!21kgもある子を抱っこしてのライブは辛いですww



Setlist

1.Plasma
2.Flow
3.ポリゴンウェイヴ(Original-Mix)
4.再生
5.Driven' The Rain
6.ハテナビト
7.ナチュラルに恋して
8.Time Warp (v1.1)
9.∞ループ
10.Spinning World
11.アンドロイド&
12.マワルカガミ
13.Party Maker
14.ポリリズム
15.Puppy love
16.STAR TRAIN(Album-Mix)
17.さよならプラスティックワールド
18.Plasma 


PLASMA (通常盤)(特典:なし)
Perfume
Universal Music
2022-07-27

 

【ライブレポ】Perfume LIVE 2021 [polygon wave]@ぴあアリーナMM 2021.8.15

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もう1ヶ月前以上のことだが、Perfumeの約1年半振りとなるライブ、「Perfume LIVE 2021 [polygon wave]」の二日目に行ってきた。今まで数多くのPerfumeライブに行ってきたが、今回ほど演出にビックリしたことはなかったし、様々な意味で最も刺激的なライブだった!!


私自身にとっても約1年半振りとなるライブで、思えば去年の2月26日のPerfumeライブの東京ドーム二日目に行く予定だったが、ご存知の通りのこの日の公演はツアー最終日で、開場数時間前に急遽中心が決定され、そのままツアーも終了してしまった。その前日のドーム公演は通常通り開催されてたから、この日の公演が直前に中止になるとは誰が想像しただろうか?

会場となるぴあアリーナMMは横浜にオープンした新しい会場で、本当だったら昨年のIRON MAIDENの来日公演をここで観るはずだったので、個人的には二重の意味で去年失った何かを取り戻す意味合いもあった(かなり大袈裟ではあるがw)。
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ライブの詳細な内容やステージの写真はこちらを読んだほうがいいと思うので、個人的にここで感じたことなどを中心に書いてみようと思う。


会場に入って一番ビックリしたのはアリーナ席に観客席がなく、アリーナの3/4はステージとなっていたこと!よって、客席は2階〜4階席のみとなる。これで会場キャパの50%の集客ということなのか。ぴあアリーナMMは日本武道家に近い構造の会場でキャパも10,000人ということは規模感もほぼ一緒か、武道館より多いと思う。
アリーナは大きなステージ舞台となっており、その周りは入り組んだ回路のようなものがある。曲によっては3人がここに移動するのだろうか?と、想像を巡る前に一番気になったのは客席の間隔がなく、コロナ渦前のように席を詰めて観客を入れていたこと。
事前にそのアナウンスはされており、そうなんだ・・ぐらいにしか思っていなかったのが、さすがにその場に来るとちょっと緊張する。まあ、私は週3〜4日は電車通勤しているので、それと比べたら特にどういったことは無いかな・・・・。


そもそも今回のライブはPTA会員だけ、しかも一人一枚までしかチケットを購入できない。つまり、みんなお一人様で来ているわけで、会場内に会話が無い。開演前は観客の話し声が聞こえずBGMが流れているだけという異様な光景がそこにあった。不織布マスク推奨でこんなシチュエーションなら、客席を一席ずつ空けなくても感染リスクは低いという、PTA会員を信じているからこそできた策と言えるかな・・。でも、会場内にはなんとも言えない緊張感が漂っていることは感じていた。
なお、ライブ中は絶えず扉の開け閉めをして換気を行っていた。私は2階席の一番後ろの席だったので、換気に伴う風が入ってくるのは毎回感じていたので、それがわかっただけでも結構安心に思えた。


そんないつもと異なる雰囲気の中、オープニングの映像が流れ、そこでアリーナの大部分をステージにした理由がわかった。正面のLEDスクリーンのみならずステージ舞台もLEDスクリーンとなっており、正に3Dの感覚で映像を流す仕組みとなっており、映像美含めてその世界観への没入感が凄い!!普段のライブではまず出来ない仕掛けだし、アリーナもステージにしてしまうその大胆な演出は、コロナ渦のシチュエーションを逆に利用したと言えるかもしれない。
そして、大勢のダンサーがワラワラと出てきて、え!?何の曲から始まるの!?え、Perfume3人のこのポーズは!!??と思ったらなんと、"不自然なガール"からスタートするという予想も付かない展開。そして、PVの再現するが如く、ダンサーとPerfume3人のコラボ!


Perfumeの今までのライブはあくまでもステージに立つのは3人だけに拘っており、ローディもステージ脇等までしか出てこない徹底振りではあったが、今回はその暗黙の了解を捨てて、ダンサーを入れるという内容はこの時だけの演出なんだろうな〜。ダンサーはMIKIKO先生が率いるダンスカンパニー、ELEVENPLAYということもあり、これに異論を唱える人は誰もいないだろう。ELVENPLAYは常時出ているというわけではなく、曲によって出たり出なかったり、という具合ではあったが、今回は特別なライブなんだなと強く思った次第。


この二日間だけのライブならでは、というところはセットリストにも現れており、"I Still Love U""マカロニ""Miracle Worker"と久しぶりにライブに出てきた曲にその辺の拘りが垣間見れた気がする。また、声を出すことを前提とした定番曲、"Perfume""チョコレイト・ディスコ"はセットリストから外されており、声が出せないライブを意識させない考えがあったかもしれない。


そして、演出面でも、ライブ中盤にある転換時にはPerfumeによるダンスではなく、ELEVENPLAYによる手の影に追われる演出があり、これも今までになかったダークな雰囲気を作り、これも新鮮だった。この演出はどういう意図があったのかな・・・?コロナ渦による大変な時代となってしまったことに寄り添う意味はあったのかも。


話を戻して、"不自然なガール"から始まり、2曲目の"Pick Me Up"はまだ会場内に緊張感があったように思えたが、キャッチーで可愛らしい"再生"でPerfumeの3人の表情も豊かさも相まって、緊張感がかなり解れたような気がした。
そして、MCではライブに来た人も来ないと判断した人も全員ハグしたい、かしゆかの母性溢れる言葉や、あ〜ちゃんの誰にも邪魔されない、私達のフィールドで表現していきたい、という言葉に、この二日間のライブを実現するには想像も付かない葛藤や障害があったんだな、と感じた。
観客は声は出せないが、その分、みんな手に気持ちを思いっきり込めて表現してほしい、という3人の言葉に緊張感もなくなり、本当の意味で会場内で一体感が生まれたと思う。観客の一つ一つのリアクションに意味があるんだよ、私達3人にも伝わっているんだよ、ということを強調して話をしていたので、このライブに来ることのポジティブ感を生み出し、その良い意味での空気感の作り方はライブにあくまでも拘っているPerfumeならでは想いがあったに違いない。それも含めて、観客を巻き込むそのライブの作り方はやっぱり流石!!


個人的にライブのハイライトを一つ挙げるとすれば、新曲"ポリゴンウェイブ"に入るまでの流れと、"ポリゴンウェイブ"の曲そのもの!この曲に入るまでの流れとライブでのかっこよさに久々にPerfumeライブでゾクゾクした。このライブでは事前に公開されていたミックスとは異なるもので、インスト部分が拡大された内容となっており、これがまた曲のドラマ性を高めているので、このミックスはぜひ作品としてリリースしてほしいと思った。

↑は事前に公開されたバージョン。



ライブで披露されたミックスは先日発売されたポリゴンウェイブEPに収録されており、Original Mixという名称となっていた。"ポリゴンウェイブ"を最初に聴いた時、Perfumeの曲を最初に好きになった時の感覚が蘇らせてくれ、それはつまり80年代洋楽っぽいところ、近未来的な雰囲気、声のトーンの良さといったところなのだが、それに洗練された大人の雰囲気が追加され、正に非の打ち所がない名曲が誕生したと思う。ライブでの演出も素晴らしかったので、今後のライブの定番曲になるに違いない。


またライブで観たいといえば、ライブ最後に披露された新曲も素晴らしかった。曲名は未だ明らかになっておらず、ポリゴンウェイブEPにも収録されていないが、「それでもまたステージに立つの」といった歌詞含めて、Perfume版"Show Must Go On"な新たなアンセムソングといった趣の曲だった。いつか出るアルバムに収録されるのだろうか!?


このインタビューではライブの舞台裏について3人が語っておりなかなか興味深い話が盛りだくさん。


今回は久しぶりのライブだったが、ライブの楽しさを思い出してくれる素晴らしい内容だった。ライブならではちょっとした失敗(あ〜ちゃんが立ち位置を間違えて、のっちに指摘されるシーン)も微笑ましく、逆に楽しい思い出として残り、それも含めてライブ!なんだと思う。現場にいることの重要さを改めて感じた次第。
コロナ渦では急にライブがキャンセルになることも十分も考えられたし、デルタ株の猛威が振る始めた難しいタイミングでもあったが、なんとしててでもライブを成功させようとしたTeam Perfumeによる熱量は随所に感じたし、それに伴う膨大な準備のことを考えると、この二日間にかける思いが凄かったに違いない。Perfume自身、ファンにとっても新たなスタートを切れたライブだったんじゃないかと。今回は敢えてアンコールがなく、定番の終演後の挨拶もなかったが、新しい時代のライブはまだまだこれから、というPerfume側の決意の現れかもしれない。





Setlist

〜システムリブート〜
01.不自然なガール
02.Pick Me Up
03.再生
〜MC〜
04.Future Pop
05.TOKYO GIRL
06.I still love U
07.マカロニ
〜転換〜
08.ポリゴンウェイヴ (Original Mix)
09.無限未来
10.GLITTER
〜P.T.A.のコーナー〜
11.FAKE IT
12.ポリリズム
13.Time Warp
14.Miracle Worker
〜MC〜
15.MY COLOR
16.新曲
〜ED〜 

グッズ売り場には16時頃行ったが、この時点では大半のものが売り切れだった・・・w
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観客全員に支給されたマスク。今だったら不織布マスクになっていかも・・・
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【ライブレポ】「P.T.A.発足10周年‼ と5周年‼“Perfumeとあなた”ホールトゥワー」@幕張イベントホール 2018.2.15

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約8年振りとなるPerfumeのファンクラブ限定のライブツアーが今年が復活!
前回はライブハウス中心のツアーだったが、今回はホールツアーということで、親密さがウリだったのファンクラブ限定ライブツアーはどう変化していくのか!?

前回は8年前・・・あの時はチケットの抽選で第3希望の仙台公演@ZEPP SENDAIが当選し、3月という年度末時期に平日に無理やり二日間休み仙台まで観に行ったが、Perfumeをあのクラスの箱で観れたというのは貴重な機会だった。90分ほどのライブで半分はトークと企画モノという内容。普通のライブではまず無いような選曲だったし、1曲目の"The best thing"はこのツアー以外ではフルで歌われることが無かった曲。そういう意味でもファンクラブ限定ツアーでしか見れないものがそこにある。ちなみに、あの時はAC/DCライブを二日間行った後に、仙台に行ってPerfumeを見て、東京に帰ってきてからIT BITESを見るという濃い1週間を過ごし、その後は見事に体調を崩しましたw
8年前だからPerfumeの3人はまだ21歳、大学をそろそろ卒業という頃だったが、今はもうすぐ30歳になるから、時の流れはなんと早いことか。







<次のファンクラブツアーは5月まで間があるせいか、ライブ中にあ〜ちゃんからネタバレOKが出たのでネタバレ含む内容です>


私は幕張イベントホール二日目の夜の部に参加。
先行物販は特に並ぶこともなく、アッサリと購入。購入前に会員証の提示する必要あり。グッズ売場の他にはスポンサーのパナソニックのブースなどあり、そこそこ盛り上がっていた模様。チケットへのスタンプを押せるので記念に。あんまりキレイじゃないけどw
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ちなみにメンバープロデュースグッズであ〜ちゃんのマルチバームとのっちのノッチキンカレーは売り切れていた。のっちのあの安っいコラ画像のカレーが買いたかったのに!(笑)かしゆかの愛猫リヨンのジグソーパズルは完全にかしゆかの自己満で作ったグッズのようですw


会場入場時にはチケットと身分証明書のチェックが入り、座席はチケット提示時に発券され、そこで初めて自分はどの席なのかわかるという仕組み。いつかはホール以上のクラスの会場で至近距離で観たいぜ!という夢はアリーナ後方席ということで、また脆くも崩れ去りましたw


ライブはPTA会員に配布されていたDVDから、ファンクラブのネーミングアイディアを出し合う3人の映像が映し出され、PTAというネーミングとなった経緯を改めて紹介。10年前の映像ということもあり、色々と懐かしい気分に。

そして、1曲目はまさかの"Take me Take me"
アルバムでは次の"シークレットシークレット"を盛り上げるためにあるような曲なのに、いきなり1曲目とはビックリ〜!!

椅子を使ったダンスだけど、大人になった3人がこの曲を踊ると、大人の色気的なものを醸し出すようになり、今の3人で踊るとまた曲の印象が変わるなー。

Take me Take me


そして、2曲目は"SEVENTH HEAVEN"!例えるならMETALLICAがライブはいきなり"Whiplash""No Remorse"から始まるような入り方ですよ!!清涼感ある曲ながらも歌詞は死を連想させる曲で、今のPerfumeには無い世界感がある曲。

この流れで次は何の曲なんだろう??と思っていたら、3曲目は"パーフェクトスター・パーフェクトスタイル"と来て、ここまで初期の曲を連発するなんて、さすがPTA限定ライブ!でも、どういう意図でこの選曲なんだ!?そして、普通のPerfumeファンでは着いていけない流れだが、そこはPTA会員!例えるなら、DREAM THEATERがいきなりDEEP PURPLE"Live In Japan"の完全再現を行っても大喜びするような人達だから、何が来てもOK!

MCタイムで以前PTAで投票していたライブで聴きたい曲ベスト10を10位から発表する内容でのセットリストであることが発表され、なるほど、だからこういう流れなのか!

4曲目の"Perfume"、5曲目の"MY COLOR"はどちらも通常のライブだったら終盤に出てくる曲なのに早くもこの段階で出てくるのはとっては新鮮。例えるなら、MEGADETHが最初の5曲目に"Peace Sells"を持ってくるってなもんですよ。

PTAファンクラブ限定ライブはこんな、普通のライブではあり得ないセットリストが見所の大きな一つであるが、ゆる〜い企画モノの見所の一つ!プレゼントコーナーがあり、1つはあ〜ちゃんの私物であるメガネのプレゼントとスポンサーであるパナソニックから洗濯機(!)のプレゼントという内容。チケット半券をその場で引いて当選した方はその場でPerfumeとお喋りもできるという夢のような企画!
当選した一人はあ〜ちゃんに名前は?と聞かれたのに、事情があるのかどうかは知らないが最後まで名前は言えないと言った方がいたが、せっかく、あ〜ちゃんに名前を呼ばれるのに勿体無い!俺に代われ!と心に何度の思ったことか!w
あ〜ちゃんの私物はともかく、洗濯機のプレゼントって、ビッグなスポンサーが付くって豪華!洗濯機は水洗式、ドラム式、大きさは自由に選べるらしい。そして、あ〜ちゃんの洗濯機の説明が凄い!ジャパネットたかたに就職できるぐらい、商品の熱い説明が凄くて、いやー、仕事熱心だわ〜。その熱いセールス?に負けて私は前回のファンクラブツアーでは全く必要が無いあ〜ちゃんプロデュースの伊達メガネを買ってしまったことを思い出した。。

他にはMCタイム中にPTA会員サイトで応募していたPerfumeへの質問について3人が直で質問者とやりとりするコーナーもあるなど、PTA限定ライブならではファンと直接やりとりできるコーナーも。

さて、PTA会員がライブで聴きたい曲ベスト10のセットリストに戻り、6曲目は"STAR TRAIN"、7曲目は"Hurly Burly"が選ばれて最近の曲も入ってくるのは少し意外。個人的に"STAR TRAIN"は狙い過ぎな曲なんであまり好きじゃないけど・・・(^_^;)

さて、ベスト3はどの曲が来る!?
3位は"Dream Fighter"だった!
 
私がPerfumeに本格的にのめり込むキッカケはこの"Dream Fighter"なので感慨深い〜〜って、ライブでもよくやる曲だけど。今回のライブはスクリーンは可動式で曲に合わせてスクリーンの形は変えてくるが、大掛かりな演出は無し。スクリーンとレーザーといった最近のPerfumeにしてはシンプルな演出(並のアーティストにしたらとっても豪華だが)のため、より楽曲と踊りに集中できる。そう!Perfumeの良さは人それぞれだが、基本は楽曲の素晴らしさと曲のストーリーテリングを表現する彼女達の踊り。Perfumeが好きになったは正にそのポイントからであり、本当の意味でこのグループが好きになったキッカケの曲でもあり感慨深い気持ちになったかと。そんな私の気持ちはどうでもいいとして、曲と踊りに焦点を当てるこのライブは彼女達にとっても原点回帰的な意味であったのではと思っている。


ランキングも残すとこ2曲。第2位はやっぱり、"edge"だったー!
曲名通り、尖った要素があるこの曲は今のPerfumeだと中々出てこない曲でもあるから、人気が高いですね!さすがにこの曲は例の演出が。

そして、PTA会員が選ぶPerfumeライブで聴きたい曲1位は・・・・!

"The best thing"



なんと!前回のファンクラブツアーの1曲目を飾った"The best thing"だったー。
実は私もこの曲に投票していました。楽曲として裏ベストだと思うし、何よりも前回のファンクラブツアー以来フルでやっていない曲でもあるから、みんな考えることは一緒だったということか?(笑)
説明が難しいけど、この独特の味はPerfumeならでは、なので、この曲は何度も聴いても飽きない。再びフルでライブで観れて感無量。


アンコールは3月にリリースされる新曲"無限未来"
初めて聴いたけど、なんとなく最近の洋楽っぽい感じがあるような・・・。一緒に見た友人がIMAGINE DRAGONSっぽいかもと言っていたので、聴いてみたら、雰囲気は似ているところがあるかも。最近のPerfumeは80’s洋楽より最近の洋楽アプローチの曲が出てきているような気がする。

さて、今年の前半のファンクラブツアーで終わるようだけど、後半はどんな展開があるのやら。
最近だと一般の人がPerfumeで連想するのはテクノロジー関係が多いような気もするが、元々テクノロジーに頼らず、楽曲と3人の踊りがこのグループの肝でだから、それが再認識できただけでもこのツアーを観れたPTA会員でよかっと思う。


Setlist

01.Take me Take me
02.SEVENTH HEAVEN
03.パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
〜MC〜
04.Perfume
05.MY COLOR
〜MC〜(私物&洗濯機プレゼントコーナー)
06.STAR TRAIN
07.Hurly Burly
08.Dream Fighter
〜PTAのコーナー〜
09.edge
10.The best thing

〜Encore〜
11.無限未来

プロフィール

sekibow

熱苦しいハードロック、ヘヴィメタル、スラッシュメタル、ドゥーム・ストーナー系メタル、プログレ、そして70年代〜80年代のウエストコースト系ロックを愛するパフュメタラー。Sign of the Hammer Be My Guide

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