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9月11日はDREAM THEATERの3年振りとなる来日公演の武道館公演に行ってきた。
今ツアー名はズバリ!"Images Words & Beyond"。そう、あのDREAM THEATERが一気にシーンのトップに立つキッカケとなった超名盤"Images And Words"がリリースされてちょうど25周年を記念し、その"Images And Words"完全再現が組み込まれたツアー。

DREAM THEATERは2ndアルバム"Images And Words"をリリースしてからはアルバムをリリースする度に必ず来日公演があったけど、 現時点での最新アルバム"The Astonishing"ツアーではなんと、来日公演がなかった・・・。ストーリーと歌詞に趣きを置いたアルバムだけに言語の違いからなる取っ付きにくさのせいで来日公演は無かったのか。。個人的に悪くないアルバムだと思うけど(最高とは思っていない。ディストピア感がよくあるパターンなんで、ストーリーが魅力薄かなぁと思っている)。
まあ、その後にこんなツアーが用意されていたら、観客はそっちに行ってしまうから仕方ないかな?(^O^;)

バンドにとって武道館公演は、2008年の"Sytematic Chaos"ツアー以来だから、9年振りかー。あの時は武道館公演一日だけという来日公演でしたね。

会場に入って座席はアリーナのペトルーシ側。会場に入って、いつもと違うな?と思ったのは幕などでステージは隠さずにいたこと。いつもは幕をかけて凝ったステージセットを隠していたが、ライブが始まっても、見たところ今回はいつになくシンプルなステージ。後ろにあるのはスクリーンだけ・・?(のちにスクリーンではないことが判明)
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〜Act 1〜

さて、今回のツアーも二部構成で第一部は普通の形式のライブで進行。ヘヴィな"The Dark Eternal Night"でライブはスタート。2008年の武道館公演で見た時はスクリーンの映像が凝った内容だったが、今回はなし。2部でスクリーンを使うのかな?と思ったら最後までそんな演出は無かったので、今回は音とパフォーマンスを見てほしいというバンド側の意思表示なんだろうか。
多分、その2008年以来に聴く曲だったけど、ヘヴィだが、キャッチーなサビとスリリングなインストパートはやっぱりいい曲だ。ここでいきなり、ジョーダン・ルーデスのショルダー・キーボードが登場!あれ???キーボードじゃなくて、ショルダーiPad?(笑)
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2曲目はガラリと変わって、セルフタイトルアルバム"Dream Theater"から"The Bigger Picture"。とってもメロウな曲でジェイムズ・ラブリエの魅力満載な曲。このアルバムの時のツアーで演奏されなかった曲だから、ファンとしてはこれが聴けて嬉しい。曲自体、久しぶりに聴いたけど、良い曲だよなぁ〜と再認識。
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続いてはインスト"Hell's Kitchen"。続けてアルバム通りに"Lines In The Sand"に繋げてほしいところだが、それは無し。残念!(笑)

"The Astonishing"ツアーでは来日は無かったが、そこからは2曲。アルバムの実質的なオープニングナンバー"The Gift Of Music"とこれまた実質的なクロージングナンバーの"Our New World"を続けて演奏。うーん、これって、"The Astonishing"の超短縮バージョンってことかwwでも、特に"The Gift Of Music"はアルバムで聴くより数段躍動感があり、更にマイク・マンジーニのドラムのキレッぷりが聴いていて実に気持ちよかった。やっぱり"The Astonishing"ツアーの来日公演も行うべきだったんじゃないかなぁ、と思ったりも。

今回は珍しくジョン・ミュングのベースソロコーナーもあり(ジャコ・パストリアスのカバー)、彼のベースは今回は良く聴こえたような気がする。いつもは全体のサウンドに埋もれてしまうケースが多かったので、彼の妙技も堪能。
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ベースソロから、更に歪みを効かせたベースサウンドに切り替え、それがヘヴィメタルナンバーの"As I Am"のイントロとなって曲に繋げていく構成はお見事!今やライブで盛り上がるタイプのナンバーとなった感がある曲だけど、途中でMETALLICA"Enter Sandman"のカバーを入れてくるもんだから、更に盛り上がる。第一部で一番盛り上がった&シンガロングあったのはここだったかもしれない(笑)

第一部の最後はマイク・マンジーニ加入後はライブで欠かさず演奏する"Breaking All Illusion"("The Astonishing"ツアーは除く)。12分ほどの長編曲だが、最後までダレることなくキャッチーかつスリリングな内容で突き進むこの曲はマンジーニ加入後の代表作と言ってもいいほど。第一部の最後を飾るのにピッタリの曲。

結局、第一部はここ数年のツアーで披露していない曲を中心といった内容で、この辺はファン向けといった選曲のようにも思えるけど、この辺の選曲はニヤリとさせてくれる。どのみち王道曲は第二部で連発されるので、これぐらい通好み的な選曲が良い。本番は第二部のはずなのに、既に幸福感が凄い。

20分のインターミッション中、前回来日公演時ではスクリーンに抱腹絶倒な映像を流していたけど、今回はそのようなものは無し!視覚面でいえばひたすらシンプルに徹している感がある。インターミッション中のBGMはSTEELY DANTOTOTHE DOOBIE BROTHERSといったAORナンバーだけを流していたがの印象的。個人的に好みのバンドばっかりだったので俺得でしたw

〜Act 2〜

いよいよ、第二部は"Images And Words"の完全再現!
アルバムがリリースされた1992年のヒットソングが次々と流され、最後はおそらく当時のラジオで"Pull Me Under"を紹介するDJの掛け声とともに"Pull Me Under"でスタート!第二部でもスクリーンの演出は無いけど、この演出はほぼリアルタイムでDREAM THEATERを体験している身としては堪らないものがある。いつもはライブ終盤に出てくるこの曲をライブ中盤で聴くのはどこか新鮮な気分だ(笑)

次の来る曲は言わなくてもわかっているけど、第二部が進むにつれ第一部以上の幸福感に包まれる!
今までのライブで"Images And Words"からの選曲は本当に少なく、ライブによっては選曲すらされない時もあった記憶がある。普通のバンドなら一番ヒットしたアルバムからの選曲を沢山入れたライブを行うところだが、DREAM THEATERは常に最新作をフィーチャーしたライブを行ってきたから、今回のツアーのスペシャル感は他のバンドのアルバム完全再現とはちょっと違う。そんなアルバムからの曲がこうして連発されていくのは堪らない!!

曲によっては若干アレンジを変えていたり、ソロパートを引き伸ばして演奏する、"Metropolis Pt. 1:"の途中ではマンジーニのドラムソロを入れたりといった、細かい変更はあるがそれはライブならでは醍醐味。
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ラブリエのボーカルは厳しい見方をすれば色々あるかもしれないが、第一部含めてメリハリを付けて、上手い見せ方をしていると思うので、決める時は決めるし、何よりも改めて彼の中音域は本当にウットリするほど。重箱の隅をつつくのもアリだが、ライブはトータルでどう魅せるのかといった総合点で堪能したいと思っているので、ラブリエのボーカルは本当にお見事。
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DREAM THEATERライブに数多く行ってきたので、"Images And Words"からの曲はライブでも一通り聴いてきたが、唯一ライブで聴けなかったのはアルバム最後を締める"Learning To Live"。ライブでも長い間演奏されなかったナンバーでもあり、この曲をやっとライブで観れるのは感慨深い!"Wait For Sleep"からの続いてはこの曲じゃないとね!ラブリエのボーカルも毎日移動の3連チャンにも関わらず、要所要所を決めてきて、決め所?のハイトーン箇所は見事に歌いきって、思わず拍手喝采。
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何百回聴いたのかわからないほどのアルバムの完全再現の分だけ、マンジーニのドラムはついつい、マイク・ポートノイと比べてしまうところも。ここはこう叩いてほしい!とかオリジナルドラマーとの違いがよく表れていたように思えるけど、そこは人が違えば当然、個性も変わるので仕方ないところか。VAN HALENでサミー・ヘイガーの曲はサミー・ヘイガーが一番しっくりくるけど、デイヴィッド・リー・ロスの曲はデイヴィッド・リー・ロスが一番しっくりくるといったことと一緒だと思っているw

〜Encore〜

"Images And Words"完全再現でもうお腹一杯だが、アンコールが残っている。アンコールの曲はなんと!"A Change Of Seasons" !!!こちらも全パート演奏するのでアンコールは25分強もあるという内容(笑)この曲をライブでフルで聴くのは初めてなんで、感激するはずが、さすがに疲れましたwwラブリエのボーカルは結構お疲れ気味なところはご愛嬌。こういう過剰なところはこのバンドらしくて好きなんですけどね。

というわけで、19時ピッタリにスタートして終わったのはこれまた22時ピッタリという3時間に及ぶライブは終了。3時間幸福感に包まれっぱなしのライブで、例えセットリストが同じでももう1、2回観たいと思う内容だったと思う。マイク・ポートノイがいた時はセットリストは毎回変えてくるので、複数日観たいと思うのだけど、彼が脱退した後はセットリストは固定。その分、パフォーマンスに磨きをかけることに集中しているように思えるし、どっちがいいのかは好みが別れるところだけど。

ライブで一番気になったのはますますマッチョになって、髭の増量がアップしたジョン・ペトルーシ!(笑)見る度、ドンドン印象が変わっていく人だ・・・。前回来日はもうちょっとスマートな感じだったのに。
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Setlist

〜Act 1〜

01.The Dark Eternal Night
02.The Bigger Picture
03.Hell's Kitchen
04.The Gift Of Music
05.Our New World
06.Portrait Of Tracy(Jaco Pastorius cover) (John Myung solo)
07.As I Am (Including Enter Sandman : Metallica cover)
08.Breaking All Illusions

〜Intermission〜 

〜Act 2 (Images And Words)〜

09.Pull Me Under
10.Another Day
11.Take The Time
12.Surrounded
13.Metropolis Pt. 1: The Miracle And The Sleeper
14.Under A Glass Moon
15.Wait For Sleep
16.Learning To Live

〜Encore〜
17.A Change Of Seasons 
  I.The Crimson Sunrise
  II.Innocence
  III.Carpe Diem
  IV.The Darkest Of Winters
  V.Another World
  VI.The Inevitable Summer
  VII.The Crimson Sunset 

P.S.
今回はスクリーンの演出は無かったとはいえ、ギターとキーボードのユニゾンパートはスクリーンに映してほしかったなぁ。ジョーダン・ルーデスのキーボードにも前回のようにカメラを付けて上から弾いている姿がまた観たかった(笑)
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