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SABATONの初の日本単独公演となるライブに行ってきた。サポートアクトはAMON AMARTHという共にスウェーデンを代表するバンドの豪華な組み合わせ!しかし、その直前に盛り上がりが凄かったHELLOWEENのPumpkin United日本ツアーが行われていたので、SABATONのことについてつぶやいている人が皆無だったから、こっちも盛り上がるのか心配になったけど、そんな心配は杞憂でした(笑)どちらのバンドも物凄く盛り上がった!!


ちょっとライブの直前まで夫婦共々、娘の胃腸炎が移ってしまい、なんとか体調はライブに間に合ったものの、大事を取って?、会場のEXシアターのフロア後方にある一段上のところの柵最前をゲットして、マッタリ?と見ることに。


まずはサポートアクトのAMON AMARTH。アメリカでは非常に人気があり、豪華なステージセットも話題になったけど、そんなものは当然日本に持ち込めるわけもなく、大きなバックドロップのみというシンプルなステージ。
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しかし、そこは百戦錬磨のバンド、特に特別な演出など無くても気がつくとグイグイとステージに引き込まれていく。メンバーの風貌はゲーム・オブ・スローンズに出演しても全く違和感無いし(笑)そんなステージに呼応するが如く、目の前のフロアではサークルピットも出現! そして、"Twilight Of The Thunder God"では、サークルピットの中で座って船を漕ぐ真似をする輩が続出!(笑)今まで様々なバンドのサークルピットに参加していたけど、これは初めてだwwバイキングメタルやパイレーツメタル系バンドだと割とある光景だそうだけど、外から見ていてもこれは楽しさそうwちなみにサークルピットが発生したのはステージ向かって左側だけ。右側は行儀よく盛り上がっていた模様w

演出自体は大きなバックドロップしか無いが、小道具で盛り上がる!
まずはトールハンマー!

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"Raise Your Horns"の時に角杯でかんぱーい!この角杯、グッズで売ってくれませんかね?(笑)
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AMON AMARTHをライブで見るのはこれが初めてだったけど、ヘドバンするのが非常に気持ちいいぐらい楽しかった。サウンド的に何か物凄く個性的なバンドとは思っていないけど、惹かれてしまうのはライブの上手さもあるんじゃないかと。サポートアクト扱いのため、ライブ自体は40分で終了。うーん、もっと観たかった!
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AMON AMARTH Setlist

01.The Pursuit Of Vikings
02.First Kill
03.Twilight Of The Thunder God
04.As Loke Falls
05.War Of The Gods
06.Deceiver Of The Gods
07.Raise Your Horns
08.Guardians Of Asgaard



さて、メインアクトであるSABATON
ライブ前にSABATONとコラボしているゲーム、"World Of Tanks"の映像(プロモ映像?)が流れていた。SABATONファンとこのゲームをやっている人は日本だと、どれぐらいいるのだろう?(^_^;)ちょっと会場内は微妙な空気が流れたが、ゲームの世界観はSABATONとマッチしているようだし、SABATONロゴが入った戦車も出てくる模様(あと、メンバーのキャラで出てくるのかな?)。
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なお、日本のゲームメディアが来日していたSABATONの面々とインタビューしている内容がアップされているので、ゲームの話のみならず、来日の模様について色々聞いているので、かなり面白い。彼らがなぜ近代の話を取り上げる率が高いのはそういった理由があったのか〜。歴史は常に勝者側の都合の良いように変えられてしまうよね。。といったこと一兵士の視点での話が

ライブについて話を戻して、1曲目は"Ghost Division"。初っ端からメンバーと観客のテンションはMAX!ガツンと来るこの曲はやはり最高。私は去年のLOUD PARKのSABATONが出演した日は行かなかったけど、今回は映像による演出を織り交ぜてライブを更に盛り上げる。歌詞とかシンガロングできるように出てくるのはちょっと嬉しいなw
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フロアは早くもサークルピットがここでも出現して、AMON AMARTHの時よりも大きい(笑)そしてフロア反対側を見ると、行儀よく盛り上がっている!フロアのこの対比は思わず笑ってしまう〜。

新加入のトミー・ヨハッソンはぽっちゃり系な体型だけど、他のメンバー同様、常にステージを駆け巡り、全く違和感ない。パル・サンドストロームのベースを掲げての煽りや、常にじっとすることが無いヨアキム・ブローデンの盛り上げ方はいつもどおり。
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今回はステージセットに戦車は無いけど、盛り上がりにはあまり関係無かったですね。あれば盛り上がるけど、無くても特に問題無し!おかげで、ドラムのハンズ・ヴァン・ダールのドラミングがよく見えた!
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SABATONライブと言えば、メンバー間の寸劇?も健在。
トミーとヨアキムのボケとツッコミによる「バカ」コール、日本だと今後も定番か?(笑)
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そして、"Resist And Bite"ではヨアキムがギターを弾くにあたってのコントが。これも定番ですね。
今回はJUDAS PRIEST"Electric Eye"のリフを弾いて盛り上がる!(笑)
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SABATONの曲は各国の戦記を題材しているから、どんな国の人でもおそらく1曲は自国に関する話があるので、ライブでその曲が来ると特に盛り上がる人が出てきますね。
スコットランドに関する"Blood Of Bannockburn"では、肩車されてスコットランドフラッグを掲げるスコットランド人?が出てきて最後はサークルピットの中に投げ込まれていたw
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どの曲も盛り上がりが凄かったが、私が観ていたフロア側は2曲に1曲の割合でサークルピットが発生して非常に盛り上がっていたwSABATONって、こんなにサークルピットが出来るバンドだったっけ?とちょっと戸惑いもありつつも、その様子を1段上から眺める分には楽しい(笑)
"Sparta"では客が次々と上半身裸となり、モッシュピットが発生。「オイ、お前も脱げよ」「いや、僕はちょっと・・」ってなやり取りをしていた輩もいてこれは笑ったww
"Shiroyama"では二つの陣営に別れてお互い刀を抜く仕草をしていからウォール・オブ・デス?が発生。いやー、こっちはみんな盛り上がっていましたよー。あなたたち、盛り上がり過ぎ!(笑)

セットリスト的には最近演っていない曲をやるぞ!というMCを通り、"Into The Fire""Cliffs Of Gallipoli"といった曲はかなり新鮮でしたねー。"Lifetime Of A War"のスウェーデン語バージョン"En Livstid I Krig"(観客にどっちのバージョンを聴きたい?と問いかけがあって、英語Verに手を挙げた人は数名だったw)といった曲も個人的には初めて聴くのでセットリスト的に中々満足度高し。

その中で本編ラストの"Shiroyama"はちょうどタイムリーな西南戦争について歌った曲だけど、それ以上にアルバム"The Last Stand"の中でも屈指の名曲で、SABATONの新たな必ず演らなければいけないポジションの曲になったと思う。日本以外の国でもこの曲は本編ラストで出てくるようだし!時代の流れに取り残されつつも、それに抗う姿は曲調と相まって非常にドラマティックですよね〜。
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最後の"To Hell And Back"も大盛り上がりでライブは終了。正味90分ほどのライブで、もう30分ぐらい演って欲しかった気もするけど、心の底から「ああっ、楽しかったなぁ〜!」と言えるライブだった。バンドの熱演はもちろんだけど、ファンの更に楽しんじゃおう!精神が強くて、ライブの盛り上がり的には理想な感じ。この盛り上がりを受けて、次のツアーもきっと日本の単独公演はあるはず・・・!今度は2時間演ってほしいな!
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SABATON Setlist

01.Ghost Division
02.Winged Hussars
03.Swedish Pagans
04.Carolus Rex
05.Into The Fire
06.The Last Stand
07.En Livstid I Krig
08.Blood Of Bannockburn
09.Resist And Bite
10.Sparta
11.Night Witches
12.Cliffs Of Gallipoli
13.Primo Victoria
14.Shiroyama
15.To Hell And Back