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QUEEN名義のライブはなんと、15年振りだった・・・。前回観たのはQUEEN + PAUL RODGERSの時。これが初のQUEEN体験だった。フレディ・マーキュリーとはまるで異なる特徴を持ったポール・ロジャースだが、蓋を開けてみれば、その力強くパワフルなボーカルは強引にも俺流に染める力があり、敢えてフレディと違うことを強みに生かした内容だったと思う。個人的にはフレディは当然ながらこの世にいないが、QUEENライブが追体験できる機会が来るとは思っていなかったので、最高に楽しかった。しかもFREEBAD COMPANYの名曲もオリジナルボーカルで聴けるなんて、なんて美味しいんでしょう!!と思っていたら、日本だとそれは少数派であることを思い知らされたが・・・(笑)
その時のツアーパンフを改めて見返すと、当時は歳を取ったなーと思ったブライアン・メイロジャー・テイラーが若くみえる!ww
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その後のQUEEN + ADAM LAMBERTの2回ほどの来日はタイミングが合わず、今回が初。今回の来日公演は映画「ボヘミアン・ラプソディ」の大ヒットを受けて会場のさいたまスーパーアリーナは超満員。一番広いスタジアムモードで最上階まで人がビッシリ。そして、開演前のトイレの混雑っぷりがこれまた強烈だった。この会場は何回も来ているけど、ここまでトイレの列が長いのは初めて。女性トイレの列は30分以上だったんじゃないだろうか。
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ライブは"Now I'm Here"でスタート。ステージに映るアダム・ランバートブライアン・メイのシルエットが今回のライブは劇的な要素満載であることを予感させる!しかし、音が小さい!!!え、うそーでしょーと思わず言ってしまうぐらい音が小さい。会場が広いから?いやいや、この会場でこんなに小さい音はまずない。せいぜい、おかあさんといっしょファミリーコンサートぐらいか?(笑)続いて、いきなり"Seven Seas Of Rhye""Keep Yourself Alive"といった初期ナンバー連発にちょっと頭が入らないぐらい音の小ささは気になってしまったけど、徐々に音量は上がっていった。といっても通常のロックライブと比べたら小さい方だったが。
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アダムは3Dメガネのようなものを付けて登場。歌はさすがに上手い!
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ポール・ロジャースでは避けていたように思えるフレディ・マーキュリー色が強烈なナンバーもアダムだと違和感なく聴こえる。単なる真似ではなく、楽曲を完全に自分のモノにしている感があり、それでいて、自分の色もしっかりと出ている。特にパフォーマンス面ではその辺が顕著。"Killer Queen"はグランドピアノの上で艶めかしいポーズを取るなど、オネエ系的なところも?
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そういう意味ではアダムだとQUEENナンバーはなんでも歌えるので、セットリストもまさにQUEENの本当の意味でのオールベスト。"Don't Stop Me Now""Somebody To Love"なんかは、ポール・ロジャース時代ではできなかった。
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そして、アダムは衣装替えも頻繁に。"Biclye Race"ではオートバイに乗ってメタルな服装で登場するもんだから、JUDAS PRIEST"Painkiller"でもやるのかと思ったww それ、自転車じゃないじゃん!というツッコミは多方から来ていたと思うが(笑)、バイクに勇ましく乗るというより、バイクの上で艶めかしいポーズを色々と繰り出すところがアダムならではの演出か?
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アダムの綺羅びやかな要素とステージのスクリーンが本当にキレイで本当にそこにリアルなオブジェが設置されているかのような感覚になるので、今回のステージセットは本当にお金をかけている。どちらかというと、「ライブ」というより「ショウ」を見ているかのような気がする。それは観客の多くも「観る」モードが過半数を占めているよう思えたので、それも影響していると思うのが私の意見。きっと、QUEEN名義のライブに来たのが初めての人も多かったのでは?それを一番実感したのは"Another One Bites The Dust"では恒例の観客との掛け合いがなかった。あの掛け合いは観客をライブに参加させる良いキッカケになると思ったのだが・・・。ポール・ロジャースは確かにフレディとは声質も全く異なるし一見ミスマッチ感があるが、観客を巻き込む力は絶大で、QUEEN + PAUL RODGERSのライブは多くの観客も一緒に歌っていたように思えた・・・きっと、思い出は美化されているかもしれないけど!(笑)


しかし、中盤のブライアン・メイが花道に出てきてのアコースティックパートは嫌だろうがみんな歌わないといけない(笑)日本限定の選曲とも言える"Teo Torriatte (Let Us Cling Together)"は日本語パートの方が歌声が大きかったように感じたが、"39""Love Of Life"では大合唱とは言えないかもしれないが多くの人が歌っていたように思える。"Love Of Life"ではスクリーンにフレディの映像が出てきて、まるでブライアンと共演しているかのように見える。フッとフレディの映像が消える時に近くの女性が、「フレディ、行かないでぇ・・・」と叫んでいたのは胸にグッと来るものがあった。
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花道での演奏はブライアンだけかと思ったら、ロジャー・テイラーもボーカルで出てきて、なんと1stアルバムからの"Doing All Right"!これはレアな選曲だ〜。
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その後はアダムも花道に出てきて"Crazy Little Thing Called Love"を!でも、アダムはテレキャスを弾くことまではしないのかー。
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"Under Pressure"ポール・ロジャースの時は演奏されなかったのでやっとライブで聴けた・・!
そして、個人的に今回のセトリのハイライトは"Dragon Attack"!!!グルーヴィーだけど、キレ味あるボーカルとギターが印象的な隠れた名曲。これをライブで聴けるのは感激モノだった・・・。
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この曲はフレディ以外のボーカルはSONS OF APOLLOTALISMANなどのボーカリストであるジェフ・スコット・ソートが一番だと思っていたけど、アダムのボーカルもなかなか!この曲も本当に自分のモノにしている感があって、感心。


ライブはここから後半戦で、問答無用な名曲オンパレード!"Tie Your Mother Down""The Show Must Go On"といった緊迫感・ドライブ感ある曲はポール・ロジャースの時が説得力あるように思えたけど、アダム版も純粋にその場で初めて聴いたなら、凄い!と思える内容だと思う。


そして、日本ならではの選曲といえば、やっぱり"I Was Born To Love You"になってしまうけど、個人的にはフレディのソロ曲と思っているので、外されてしまった"Fat Bottomed Girl"の方がよかったな〜と思っている。でもこれまでの中で一番場内のリアクションがよかった感があったので、大半の観客は喜んでいたんでしょうね(ポール・ロジャースの時もやっていたから、日本だと何が何でもやらないといけない曲ですねw)。

続いての"Radio Ga Ga"アダムがメインボーカルを務める内容。ポール・ロジャースの時は声質が合わないせいか、ロジャー・テイラーがメインで歌っていたなぁ。彼が作曲した曲だから、違和感ない感じだったけど、これで本来の形である内容で聴けた!

そして、本編の最後は"Bohemian Rhapsody"アダムがなんと、一人で歌いきった内容だった!てっきり、最初はフレディの映像を流して、途中からアダムが入ってくると思ったけど、これは意外。ここはアダムに全部歌わせたのかな?この曲はフレディ・マーキュリーの声が最も脳内再生されてしまう曲だと思うし、フレディの映像は出し過ぎると主役が誰なのか不明瞭になるから、そういう判断もあったのかなー?

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後半のヘドバンを誘発させてしまうロックなパートの時にはなぜか、ロボットのような衣装で出てくるブライアン(笑)なんでこんな服装なんだ!?この演出は謎だ!w
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SUMMER SONIC2014での出演時ではアダムが歌って、次にフレディの映像を流す演出をしていたので、今回も同じかと思っていた!ちなみに、ポール・ロジャースの時は前半はフレディの映像を流し、ポールが出てくるのは後半の激しくロックするパートからという内容だった。年月が経つごとにフレディの出番を減らしているように思えますね。




この日はもっと場内が盛り上がる・歌いまくるのかと思ったら日本公演初日だったせいなのか、どうなのか知らないけど聴き入っている人の方が多かったかな?楽しみ方は人それぞれなので、それが良い・悪いという話ではないが、オペラパートも一緒に歌いたかった(笑)(ライブの音量は上がってきていたが、それでも並のライブと比べると音量は小さい方だったので・・・)

アンコールの最初はフレディの映像が流され、例の「オーレ!」の掛け合い。ここでもフレディの映像を流すから、"Bohemian Rhapsody"でも流すと確かにそれはやり過ぎ・・・と言われてしまうかも。
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ライブは締めはもちろん、"We Will Rock You"からの"We Are The Champion"。スクリーンに出てくるロボットは、実際のその場で見ていると、そのリアルさからして、実物のオブジェが動いているように見えるほど、鮮明な映像だった!
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最後は花吹雪が舞い上がり、王冠を被ったアダムが登場して、ライブは終了。
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感動のエンディングだったのに、ブライアンの赤い腰巻きは腹巻きにしか見えなくてそれがずっと気になってしまった・・・・(笑)
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どうしても最初に見たQUEENポール・ロジャースとのライブだったので、アダム・ランバート版もつい比較しながら観てしまっていたが、どちらも互いの良さを出して、新たなQUEENの魅力を引き出していたと思う。
どっちが良いは好みの問題なので、優劣の差は付けることはノンセンスだと思う。それでも、ポール・ロジャースはやっぱりゲスト感が強かったが、アダムは一緒にライブを行っている期間も長いこともあり、フィット感的にはアダムの方にあったかな?彼なら歌える楽曲の制限がないから、どんなセトリも可能になるし。でも、ポール・ロジャースとのコラボがあったからこそ、今のQUEEN with ADAM LAMBERTもあるわけで、みんなポール・ロジャースのことも忘れないでほしい(笑)あんなに大勢の人がQUEEN with PAUL RODGERSを観ていたのにどこへ行ったのだろう!?というぐらい、メディア側も結構スルー気味なのはちょっと悲しかったwまあ、ポールとのコラボも10年以上前のことだから、年月が経ってしまったからその辺は仕方ないかな。



Setlist
01.Now I'm Here
02.Seven Seas Of Rhye
03.Keep Yourself Alive
04.Hammer To Fall
05.Killer Queen
06.Don't Stop Me Now
07.Somebody To Love
08.In The Lap Of The Gods...Revisited
09.I'm In Love With My Car
10.Bicycle Race
11.Another One Bites The Dust
12.I Want It All
13.Teo Torriatte (Let Us Cling Together)
14.Love Of My Life
15.'39
16.Doing All Right
17.Crazy Little Thing Called Love
18.Under Pressure
19.Dragon Attack
20.I Want To Break Free
21.Who Wants To Live Forever
22.Guitar Solo
23.Tie Your Mother Down
24.The Show Must Go On
25.I Was Born To Love You
26.Radio Ga Ga
27.Bohemian Rhapsody
〜Encore〜
28.We Will Rock You
29.We Are The Champions


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