Heart Of Steel

買ったアルバムの感想を語る場

2018年11月

「メタルファンは、死ぬまでメタルファンなんだ。パーマネントに『あ~○○年の夏はSLAYERをよく聴いたよな~』みたいな聴き方をする奴は一人もいないよ」byロブ・ゾンビ

【ライブレポ】DEF LEPPARD@日本武道館 2018.10.24

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だいぶ、日が経ってしまったけど10月に観たDEF LEPPARDライブについては撮った写真を中心に簡単に感想を。

今回の日本ツアーは"Hysteria"完全再現。アルバム完全再現というと聞こえはいいが、アルバムの中にはどうしても微妙な曲が入っていることが多いし、曲順は予想通りで進むことが多いので、今ひとつ興奮度合いが高まりにくいことがあるが、今回はあの"Hysteria"ですよ!
まあ、よくよく考えると普段のライブでも"Hysteria"からの選曲は多いし(笑)、初めてDEF LEPPARDライブを観る人ならともかく、何度も彼らのライブを観た人にとっては"Hysteria"の後半に収録された曲はライブで演奏される機会が少ないのが多いので、そっちが陰の目玉かな?
"Hysteria"より、"Pyromania"完全再現が観たい・・・とか言わないようにw  私もそっちが観たいw)

DEF LEPPARDのライブはいつ観ても満足度が高いけどm今回も非常に満足度が高かったライブだった!ジョー・エリオットの声はよく出ている方だと思うし、何よりもバンドのアンサンブルが良いという言葉で言い表わせないほど、このバンドは「一体感」がある。これだけ歴史が長いバンドだが、大きなメンバーチェンジも少なく常に一線級で活躍しているの多くない中、全盛期の状態をキープしているのは凄いことだと思う(多少見た目は歳を少し感じさせるが)。

ライブはいきなり"Hysteria"完全再現でスタートし、"Women"でまずは肩慣らしをして、2曲目の"Rocket"からエンジン点火!という感じでバンドと客のテンションもここで上がる。あとはヒット曲のオンパレードということで、盛り上がらないわけはない!細かいところだけど、普段のライブなら使用しないアルバムと同じSEは今回使用している。こういう細かい拘りにはは思わずニヤッ!としてしまうな〜。

1曲目から既に上半身裸で、その鍛えた身体を見せつけるフィル・コリンズIMG_4320

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顎が更に目立った感があるヴィヴィアン・キャンベル
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相変わらず最高のギターコンビ!
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途中で服を着替えたジョー・エリオット、エリザベス女王とDavid BowieのAladdin SaneのコラボTシャツがとっても気になる!
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バンドの中で風貌が変わらないリック・サヴェージ
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彼の途中で服を着替えて、なんですか!このカッコいいQueen Tシャツは!!!!
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個人的に注目していたのは"Gods Of War"以降はHysteriaの中でもライブで演奏される機会が少ない曲が多いので、そこが非常に楽しみだった。
その中で特に"Run Riot"は隠れた名曲だと思うけど、ライブでもアルバム通りの内容でカッコいい!
Hysteria後半曲は独自の映像を使う曲が少なかったが、"Run Riot"はこの通りキチンと用意していたんですね。
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途中でスティーヴ・クラークの映像を流し、80年代の彼らをリアルタイムで追っかけていたファンにとっては涙を誘うシーンもあり、"Hysteria"ではそのノスタルジックな映像の数々から現在の彼らをつなぐ映像へとつなぐシーンはとっても印象深い。
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"Hysteria"完全再現後はアンコールパートに入り、古い曲をやるぞ!というジョーの言葉から"Let It Go"を!前回も演奏していたのでちょっとレア感は薄いが、AC/DCタイプのこの曲はいつ聴いても思わずエアーギターをしてしまう。

その後は"When Love And Hate Collide""Let't Get Rocked""Rock Of Ages"とグレイテストヒッツな流れで突き進み、
最後は"Photograph"で締め!いつもの彼らと比べて少々時間が短かったように思うが、
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映像による演出もたくさんあるが、メンバーのライブ中のちょっとした立ち位置や、メンバー同士の絡み方、そして鉄壁のコーラスワーク・・・長い間メンバーチェンジも無く、常に第一線で活動しているバンドは一つ一つの積み重ねがライブのこうした細かいところに表れてくるんだなぁ・・・。そして、それがこのバンドの最大の持ち味かもしれない。もちろん、今も良質な曲を書き続ける衰えの知らないソングライティング能力があってのこそだけど!

次回は2部構成にして、1部は初期、2部はグレイテストヒッツな内容とか、そんな感じのライブでまた来日してほしい!

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Setlist
01.Women
02.Rocket
03.Animal
04.Love Bites
05.Pour Some Sugar On Me
06.Armageddon It
07.Gods Of War
08.Don't Shoot Shotgun
09.Run Riot
10.Hysteria
11.Excitable
12.Love And Affection

〜Encore〜

13.Let It Go
14.When Love And Hate Collide
15.Let's Get Rocked
16.Rock Of Ages
17.Photograph 

【ライブレポ】STEVEN WILSON@EXシアター六本木 2018.11.6

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本来はMARILLIONDEF LEPPARDのライブレポを順番的に書かないといけないけど、いろいろあって、先にこの前行ったSTEVEN WILSONのライブレポを書きます。MARILLIONDEF LEPPARDの件はどこかで書くつもり・・・(書けるのか?w)

さて、STEVEN WILSON
PORCUPINE TREEで何度か来日公演を行っているけど、どれも集客的には厳しい状況だった模様。そのうちの一つである2006年のUDO MUSIC FESTIVALは自分もその場を見た人でもあるが、セカントステージ出演で観客は50人いたかな・・・ フェス自体も悲惨な集客模様ではあったが。私はメインステージに出演する復活ALICE IN CHAINSを見たくて途中で離脱しちゃったけど、スティーヴン、ごめん^^;
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↑は2006年UDO MUSIC FESTIVALの時の写真(^_^;)


そんな過去や日本での彼の評価は今ひとつ高くないこともあり、しばらく来日はなかったけど、今回はソロとしては初来日公演!今や、KING CRIMSONを始めとする大物プログレバンドやTEARS FOR FEARSといった80’sポップスの再発リミックス・リマスター、サラウンドミックス盤も非常に多く手掛けており、特に日本のプログレ界隈からの再び評価され始めている中でのこのタイミングの来日はなんとしても、一定の成功を納めてほしいところ!

ライブの話に前にもう少し、STEVEN WILSONについて書くけど、なんとなく彼はイメージとして音楽理論に精通した人と思っていたけど、こちらのSIGHの川嶋さんとのインタビューでは基本的に直感的に音楽を作るスポンティニアスな人ということでビックリ。他にも面白い内容満載なのでおすすめのインタビュー記事ですが、もう一つ印象的なのは彼はプログレという枠に囚われることを非常に嫌っているところ。去年リリースされた最新作"To The Bone"はその意思表示とも取れるサウンドが垣間見れるけど、さて、どんなライブになるのだろうか・・・。


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今回の来日メンバーは以下の通り。
スティーヴン・ウィルソン(ボーカル、ギター)
ニック・ベッグス(ベース)
クレイグ・ブランデル(ドラム)
アダム・ホルツマン(キーボード)
アレックス・ハッチングス(ギター)


ニック・ベッグスは元KAJAGOOGOOというよりはもはやスティーヴ・ハケットスティーヴン・ウィルソンお馴染みのベーシスト。クレイグ・ブランデルFROST*のドラマーでもありますね。
アダム・ホルツマンは80年代にマイルス・デイヴィスバンドでも活動していたベテラン。アレックス・ハッチングスは今まで聞いたことがなかったギタリストだけど、このメンツの中で下手は人は入れないはずだから、凄腕なんだろう!

私はEXシアター公演の二日目のみに行ってきたけど、初日ももし可能だったら行きたかった!と思うほど本当に素晴らしいライブだった。
席は前から2列目のニック・ベッグス側。EXシアターの椅子席はどれもフカフカなので、ずっと座っていてもお尻が痛くならない優しい仕様(笑)なんとなくプログレファンが多い客層からして、ずっと座ってみるのだろうか・・と思っていたが。


Truthという名のオープニング映像が流れ、メンバーがバラバラと登場。スティーヴンは髪が少し短くなっており、しかも一人だけ裸足だ!wライブは新譜からの"Nowhere Now"でスタート。途中の盛り上がるパートは立ち上がって手拍子を取りたくなるが、客の大半は座ったまま鑑賞。しかし、3曲目の"Home Invasion"からスティーヴンが前にグイグイと出てきて客を煽ってくる。これは立ち上がって応えないといけない!と皆が思ったのか観客の7〜8割は立ち上がり、以後はそのまま立ち上がって観ることに。


スティーヴンは日本でのライブでもMCはその辺はあまり気にせず長々と話すタイプらしい。
「昨日来てくれた人は手を上げて!」「今日初めて来た人はどれぐらい?」
「昨日の観客が僕の日本のファンの全てじゃないことがわかってよかったよ(笑)」

ってな感じのシニカルなやりとりもありつつ、今日はセトリを変える宣言が出て、前作の"Hand.Cannot.Erase"からの曲が前半の中心という展開に。

その中でハイライトはやはり、"Routine"でしょうねー!
初日には演らなかったし、ライブ映像作品でこの間リリースされたRoyal Albert Hallライブでもやらなかった曲。スティーヴンからは自分の曲の中で最も暗い曲と紹介があったけどw



この映像とライブの音とのマッチングがバッチリで、陰鬱だけどドラマティックに展開するところがライブだと更に圧巻!!スティーヴンのボーカルも表現力があって、実は歌も上手い人なんだなぁ・・。
思わず映像に目を惹きつけられてしまうが、演奏もちゃんと見たいので目を常に動かしていたから落ち着いて見れなかったw歌詞とリンクした映像だが、最後のオチはそうだったか・・・でも僅かながら希望を感じさせるエンディングと音がそこもマッチするので、更に好きな曲になった。あと、日本でも4chサラウンドシステムだった模様でSEなどはサラウンド効果で臨場感溢れる内容。ぜひ、他のアーティストもこのシステムは取り入れてほしい。

スティーヴン・ウィルソンは予想以上にステージで動き、客の煽りなどもかなり行うので、見た目とは裏腹にかなりロッカーな感じが意外だった。ただし、クネクネとする手の動きはキモいと言われることだけはある(笑)逆にかっこよさという点ではニック・ベッグスでお釣りが来るぐらいだから丁度いいのかもしれない。ニック・ベッグスは特に派手な動きはしないが、ちょっとした佇まいが非常に絵になる!あんなにかっこいいベーシストだったとは!もちろんトレードマークのチャップマンスティックも大活躍。

演奏面では個々のプレイヤーの素晴らしさは当然ながらもバンド全体のアンサンブルが非常にタイトでどの曲も心地良く聴ける。そんな中でも曲にはよってはギターソロを弾き、ボーカルでも存在感を見せるスティーヴンはミュージシャンとしても素晴らしいですね。今まではどちらかというとプロデューサーやミキシングエンジニアという目で見ていたので。。

1部だけでお腹満杯というほど、もの凄い充実感があったが、まだまだショウの半分!いやー、凄いライブを見ているもんだ。

1部と2部の間に15分ほどの休憩を挟み、2部は新譜"To The Bone"の曲とPORCUPINE TREE時代の曲を混ぜながらの構成。"The Same Asylum As Before"のコンパクトながらもキャッチーな歌メロにアヴァンギャルドな展開からメロウな構成に行く展開があるなど見どころ満載な曲から入り、次はPORCUPINE TREEの曲でもあるが、ソロでリメイクしている"Don't Hate Me"。アダム・ホルツマンのジャジーなテイストのキーボードソロが堪らない。

そして、スティーヴンによるポップミュージックとはTHE BEATLESABBA(ABBAのレコードを持ってきた客もいたw)であって、最近のポップミュージックはポップでは無い云々・・と長い説明が入って、彼の音楽の中で最もポップでキャッチーな"Permanating"へ。

「みんなこの曲では立って踊ってほしい」「あ、でもKING CRIMSONのTシャツを着ている人は座っててもいいよ」とここでも皮肉満載(笑)
この前後辺りからスティーヴンのMCも更に饒舌になり、「今日は会場に来る前にファンがホテルにいたから、サインや写真撮影をして、今日のライブは来るの?と聞いたら、KING CRIMSONのライブにお金を使い過ぎて行けないと言いやがった」「あいつはF●CK YOUだ!(笑)」「そんなあいつが羨むショウにしよう!(笑)」と絶好調wwいや、無理しても行くべきライブだったと思うから、その人はお楽しみを見逃したねw

ライブも終盤に入り、特に"Heartattack In A Layby"〜"Vermillioncore"は後半の圧巻パート!
"Vermillioncore"はニック・ベッグズのぶっといベースサウンドが強烈なグルーヴを生み、プログレメタル然とした展開ではヘッドバンガーも発生。


アンコールではスティーヴン一人によるPORCUPINE TREEナンバーの"Even Less"。大きなフォームでギターをかき鳴らし、オルタナっぽいダーティなサウンドは正にロッカーという感じ。ギターの切れ味も良いからギタリストとしても中々なんじゃないでしょうか。

続いて同じくPORCUPINE TREE"The Sound Of Muzak"。ここでは「歌詞を知っていたら一緒に歌ってほしい」「昨日は俺が間抜けに見えるほどだったから、今日は頑張ってほしい」「君たちに馴染みの薄い言語ではあるのは知っているけど、それは言い訳にならない」と手厳しいなーww私はこの曲は知っているけど、歌詞はそこまで覚えているわけじゃないので、最初のサビは必死になって単語を追っていましたww
同じように考えて人が多かったのかはわからないけど、この日は皆さんサビを歌っている人は多かったと思う。スティーヴンもご満悦だったかな?

そして、ライブの最後は「デイヴィッド・ギルモアのように僕にはヒット曲や必ずこの曲をライブでやらないといけない曲はないけど、その分自由に曲を選ぶことができる」「というわけで、いつもこの曲で最後を締めるのはレアなんだけど・・・」というMCがあり、どの曲が来るのかな・・?と思ったら新譜"To The Bone"の最後を締める"Song Of Unborn"だった。なるほど、この曲で締めるのか!子供を持つとこの曲の歌詞はちょっと胸に響くので、映像と相まって個人的にはとっても印象深い締めでよかっと思う。


というわけで、3時間弱の長いライブだったけど、長さは感じず逆にもっと聞きたい!という欲が更に出るライブだった。そういえば、この日は"Lazarus""Arriving Somewhere But Not Here"といった定番曲は演らなかったけど、それでもこれだけの満足感!!

最初は座ってじっくりと聴くライブかと思っていたら、こんなにも多幸感に溢れて楽しく踊りながら、エアギターやエアベースしながら見るライブだったので、確かにプログレという枠に収めちゃうのは無理があるなと実感。スティーヴンもその辺りは観客にも求めている節があったので(冗談も入っているけど)、ロックと名の付くものは自由かつやっぱり楽しくないとね!ということが言いたいのだろう。
会場の盛り上がりもよかったし、観客と積極的にコミュニケーションを取るスティーヴンの人柄に次の来日もそう遠くない未来にまたあると思う。「今回の来日は久しぶりだったから何を期待してわからなかったけど、これだけ僕の音楽を聞いている人たちが日本にもいることを知ってよかった」的な話をしていたので、PORCUPINE TREE時代の悲惨な日本の集客の思い出は今回の来日公演で上書きされてくれると良いな・・・。

ちなみにライブは撮影厳禁だったので写真はなし!
あと、MCはうろ覚えなんで、正確なものは求めないでください(笑)

Setlist

〜Set1〜

01.Nowhere Now
02.Pariah
03.Home Invasion
04.Regret #9
05.Routine
06.Hand.Cannot.Erase
07.Ancestral
08.Happy Returns
09.Ascendant Here On...

〜Set2〜

10.The Same Asylum As Before
11.Don't Hate Me (PORCUPINE TREE)
12.Pernamating
13.Song Of I
14.Heartattack In A Layby (PORCUPINE TREE)
15.Vermillioncore
16.Sleep Together (PORCUPINE TREE)

〜Encore〜

17.Even Less (PORCUPINE TREE)
18.The Sound Of Muzak (PORCUPINE TREE)
19.Song Of Unborn


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プロフィール

sekibow

熱苦しいハードロック、ヘヴィメタル、スラッシュメタル、ドゥーム・ストーナー系メタル、プログレ、そして70年代〜80年代のウエストコースト系ロックを愛するパフュメタラー。Sign of the Hammer Be My Guide

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