Heart Of Steel

買ったアルバムの感想を語る場

2018年07月

「メタルファンは、死ぬまでメタルファンなんだ。パーマネントに『あ~○○年の夏はSLAYERをよく聴いたよな~』みたいな聴き方をする奴は一人もいないよ」byロブ・ゾンビ

【レビュー】GUNS N' ROSES "Appetite For Destruction"(Super Deluxe Edition)

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今年のリイシューもので一番の話題はおそらくGUNS N' ROSES"Appetite For Destrution"のリマスター盤でしょう!アルバムとしては初のリマスター化ということで、様々な形態でリリースされているが、個人的に気になったのは5.1chリミックスが施されたバージョンを収録したBlu-ray Audio盤。ただし、このBlu-ray Audio盤が入っているのはSuper Deluxe Edition盤と超豪華BOXのLocked N' Loaded Edition盤のみ。

値段的に手が出せるのはSuper Deluxe Edition盤のため、そっちを購入したがそれでも十分高かった(^_^;)あの豪華なブックレットで値段の半分を占めていそうな感があるけど、国内盤の解説はBurrn!誌できっと載るだろうと予想し、HMVのセールを駆使して、少しでも安価な輸入盤を。

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本編や未発表曲が収録されたディスクについてはBurrn!やら様々なメディアで解説が載っているのでそちらを参照した方が良いと思うので、今回はBlu-ray Audioディスク収録されている5.1chミックスのみについて書こうかな。
メーカーからBlu-ray Audioディスクの説明は以下の通り。

ブルーレイ・オーディオ・ディスクには、伝説のプロデューサーであるエリオット・シャイナー(スティーリー・ダン、イーグルス)による壮大な96kHz/24bit5.1サラウンド・サウンドのオリジナル・マルチトラックと、シャイナーとフランク・フィリペッティ(ビリー・ジョエル、エルトン・ジョン)による5.1サラウンドでミックスされた5つのボーナス・トラックが含まれる。さらに、ブルーレイには、リマスタリングされたステレオ・オーディオと新たに5.1サラウンド・サウンドでミックスされた4本のガンズ・アンド・ローゼズを代表するミュージック・ビデオと、さらには1989年に撮影されながら、完成を見なかった「Its So Easy」の新しいビデオがオリジナルの16mmフィルムから4K-HDに生まれ変わったものも含まれている」

ということで本編リマスターのみならず5.1chミックスに関しても気合が十分入っていると思われる内容。この手のバッドボーイズロックに関して5.1chミックスは珍しいが、そこはさすがガンズ!!早速、DOLBY TRUE HD5.1で聴いてみる。

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Blu-ray Audio盤も本編リマスター盤と同様にスラッシュとイジーのギターの分離が良くなり、ダフのベースとスティーヴンのドラムの音がより豊かに。そしてアクセルのボーカルは生々しいを強調した内容となっている。その5.1ch盤は特にアクセルのボーカルの生々しさが強烈!ちょっと、この生々しさは思わず「オオオッ・・」と唸る内容やっぱりこのバンドはアクセルのボーカルが肝なんだな・・と当たり前のことを改めて認識させてくれる。

曲によってはギターの位置がフロントだったり、リアに配置されているなど、曲毎に各パートの位置も変更している内容だったけど、サラウンド感として最も際立っているのは"Sweet Child O' Mine"かな。 イントロのギターがリアスピーカーから流れ、グルッとメンバーに囲まれている中で聴く配置となっている。他の曲はオーソドックスなサウンド配置としている分、このサウンド配置に思わずハッ!となる。
 
どの曲も音の鮮度の良さという意味ではさすがさすがハイレゾのBlu-ray Audio!と言える内容のため、数えきれないほど聴いたこの超名盤をまた新鮮な気持ちで聴け、なおかつより生々しく聴けるこの盤は一聴の価値あり。まあ、ちょっと音の分離が良すぎて、逆にラフな一体感という意味では物足りなくなるのところはあるかもしれないがw 繰り返し5.1chミックスを聴いているけど、何度聴いても飽きないなぁ。ロック史上の重要な一枚をこうした贅沢な内容で聴けたので、個人的には買ってよかったかな!と思っている。

なお、再生中には映像も曲に合わせて流れるが歌詞の大半はアレな内容なので、お子さんと一緒に聴く時は要注意!(笑)
※映像のON/OFFは選択できます
↓は"Rocket Queen"の時の映像
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未発表テイクを集めたディスクは曲の制作過程を知るという意味では興味深いが、1回聴いただけで十分といった内容(笑)でも、その中で最も興味深いのは"Novemeber Rain"のピアノバージョンとアコギバージョンが収録されているところ。87年にはこの名バラードがほとんど完成形の状態だったのか!とちょっとした驚きが。
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おまけの数々はちょっと勿体なくて使いづらいなぁwポスターは貼ろうかな?と思ったがサイズが大きいので、貼る場所は要検討。
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ブックレットは分厚いくてボリュームとしてはタップリ!
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APPETITE FOR DESTRUCTI
GUNS N' ROSES
GEFFE
2018-06-29

 

【ライブレポ】LOVEBITES@TSUTAYA O-EAST 2018.6.28

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2月にLOVEBITESの単独ライブを観たにも関わらず、半年も経たずにに彼女達の単独ライブにまたもや参戦。今回、場所はTSUTAYA O-EAST、そして最新EP"Battle Against Damnation"を引っさげての公演。
前回の公演はバンド自体に問題があったわけでなく、ライブを観る環境があまり良くなく不完全燃焼なところがあったので、今回はキチンと全体を観たいな、と思ったので参戦した次第。

平日にも関わらず、O-EAST公演はソールドアウトということで、相変わらずこのバンドに対する人気の高さを感じる。お客の大半はオッサン(私も含めて)なんですけどね(笑)会場の後方の見易い場所をゲットしたので、ここならじっくりとライブが見れる。
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今回のライブの開場BGMは2000年代初頭の曲を中心にした内容。ベースのmihoの拘りはファン目線であるため、音楽ファンのミュージシャンにはやっぱりシンパシーを感じてしまうなぁ〜。
 

おなじみのオープニングSEが鳴り響き、ステージを覆う幕にはメンバーのシルエットが投影されるという演出でライブがスタート。幕が降りてステージの全貌が明らかになったが、O-EASTということもあり、立体的なステージセットとなっている。

ライブはリリースされたEPからのリーダートラック"The Crusade"でスタート。ブリティッシュメタルなファストチューンで会場は一気にフルスロットル状態。ただし、音が潰れた感じでそこはなんとも残念。しかし、曲が進む度に音は改善されていったので、ライブ全編通しては良い音響状態となっていた。

というわけで、2曲目の"Warning Shot"ではほぼ音響は改善され、続いての曲は新EPからの"Break The Wall"。スラッシュメタルなリフを主軸としたLOVEBITESの曲の中でもエクストリームな部類に入り、asamiのボーカルも低音に趣を置いた迫力ある声を聞かせる。ハイトーンだけが彼女の魅力じゃないということはファンなら既に承知済みだが、この曲は更にまた幅を広げてくれる曲だったんじゃないかなぁ。ヘヴィな曲調の中間はムーディーでメロディアスなインストパートが入ってこのあたりはARCH ENEMYっぽい。


続いての"Scream For Me"mihoのベースから入り、midorimiyakoのギターが順に入っていく構成は相変わらず格好良い。asamiのリズミカルなボーカルも少しR&Bの香りが感じられ、終盤のギターソロの掛け合いもあるなど、ライブでは非常に盛り上がる曲。ニコニコ顔でフラッシーなソロを弾くmidoriと対照的にクールな佇まいだが、奏でるのはメロディアスなソロが多いmiyakoとこのギターコンビも良い感じになってきた。miyakoはライブだとポニーテールとなっていた。それ以上に歓声が上がったのは"Shadowmaker"だったけど、個人的には"Scream For Me"がもっといい曲だと思うなぁ。


最新EPからは"Above The Black Sea"も披露し、これは最新EPからは全曲演るということか?(最新EPは4曲のみだが)"Above The Black Sea"以降はライブ後半戦といった趣きで1stアルバムからの曲で怒涛に攻めていく。ここからは前回観た時よりも演奏面・パフォーマンス面でも説得力が増したように思える。どの曲もギラリとした魅力があるが、音数が詰まった曲よりもやっぱり、ある程度の間がある曲、"Inspire""Liar"といった曲の方がより魅力的だなぁーと改めて思った次第。"Liar"miyakoのキーボードから入るが、アルバムと違ってシンプルなアレンジもまた良い。話を戻して、その辺のバランスがしっかりと取れているのが"Burden Of Time""Don't Bite The Dust"といった曲だが、このあたりが最後に来ると本当にライブは盛り上がる!盛り上がるといえば、一人絶え間なくクラウドサーフしている客がいたなぁ(笑)他はあまり定位置から動かない客がほとんどだったので余計に目立つ。


そして、てっきり、"Don't Bite The Dust"が本編最後だと思ったらもう1曲あった。それは最新EPの最後を飾る"Under The Red Sky"!エピック的でスケール感あるナンバーでギターメロディに合わせて観客のシンガロングも発生する曲で確かにこれは最後に相応しい曲かもしれない。LOVEBITESは客が一緒に歌えるシーンはそれほど多くないので、もっとこうした曲があるといいかもしれない。


アンコールでマーチャンのTシャツに着替えると思いきや、特に今回はそういったものは無しで、バラードナンバーの"Edge Of The World"でアンコールがスタート。この曲もasamiの表現力が特に映える曲で、前回観た時よりもボーカルに説得力が増したように思える。最後は"Bravehearted"で締め、ライブは終了。


今回の公演でまた、不完全燃焼な感じのライブだったらもう、このバンドのライブを観るのはやめようかな、、と思っていたが、前回2月の公演より遥かに良いライブだったので、これなら人に勧めるに値するバンドだと思った。音響の良さもあって、各人のパートにおける個性も堪能できたし、前回はかなりイマイチに思えたharunaのドラムもよかったと思う。彼女にはSAXONのナイジェル・グロックラー的なポジションを目指してほしいw

前回も書いたと思うが、良い曲を沢山持っているバンドのため、今後はライブで楽曲をいかに映えるかがポイントだと思う。各メンバーのキャラに注目を浴びがちなこの手のバンドだが、何よりも肝となるのは楽曲!あとはアンサンブルで物足りない点やステージアクションもまだまだなところがあるので、そこは今後に期待。大人の事情か各メンバーの他の活動などいろいろあると思うが、ライブの回数をもっと増やして、バンドとしてタイトになってほしいな。8月にはWackenといった大きな舞台が待ち受けているが、そういった舞台でブレイクスルーが起きるのか?それとも「まあ、こんなもんでしょう」となるのかわからないが、前者であることを望みたい!


Setlist
01.The Crusade
02.Warning Shot
03.Break The Wall
04.Scream For Me
05.Shadowmaker
06.Above The Black Sea
07.Inspire
08.The Apocalypse
09.The Hammer Of Wrath
10.Liar
11.Burden Of Time
12.Don't Bite The Dust
13.Under The Red Sky
〜Encore〜
14.Edge Of The World
15.Bravehearted


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バトル・アゲンスト・ダムネイション
LOVEBITES
ビクターエンタテインメント
2018-06-06

【ライブレポ】ELECTRIC WIZARD / CHURCH OF MISERY@吉祥寺CLUB SEATA 2018.6.15

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ELECTRIC WIZARD
CHURCH OF MISERYという英日が世界に誇るドゥーム・メタルバンドの激突!!ということで、この美味しい組み合わせのライブは見事ソールドアウトという結果となった。私は一般発売日の夜に買ったが、それでも整理番号B300番台ということで、キャパ400強ある会場としては売れ行きのスピードが凄い!

日本では人気がないドゥーム・ストーナーメタルだが、好きな人は確実にいて、しかもソールドアウトという結果は嬉しいことである。組み合わせ的にも非常に美味しいことはもちろんではあるけど。
なお、気が付いたらしれっと、オープニングアクトにNOX VORAGOというバンドが追加されていた(笑)

ライブ当日はジメジメとした雨でこのカビ臭い雰囲気は両バンドにピッタリで、普段のメタルライブでもちょっと毛色の違うファンが多く感じる。ちょっと強面な人が多い感じだが(笑)みんな、メタルはスピードだけじゃない!ってことがよくわかっている人達であることに違いない!
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オープニングアクトはスウェーデンのNOX VORAGOというバンドで全員、GHOSTのNameless Ghoulsのようなマスクとフードを被ってのパフォーマンス。シンフォ・ブラック・メタル系?1曲だけ聴いてロビーで時間を潰したため、ライブ自体の出来はよくわからなかったが、最後はみんなマスクを外して素顔を披露していた・・・・ユルイ(笑)


さて!ここからが本編。
まずは日本が誇る世界基準バンド、CHURCH OF MISERY。ライブが始まる前に今年の欧州ツアーのTシャツをゲット。XLサイズ以上しか無かったが1,000円と叩き売り?だったので思わず購入(笑)

CHURCH OF MISERYを前回観たのは昨年のChaos Assaultだったが、その後は欧州ツアーも沢山こなしていたので、あの時よりもバンドのグルーヴははるかに強力!粘っこいベースラインとそれに呼応するドラミング、そして、非常に味わい深いギターが絡みあう音楽はヘヴィでイーヴルだが、聴いていて実に気持ち良い。音楽的には正統派BLACK SABBATH系統でもあるので、ブルージーな味わいがたっぷりなのだが、独特の空気感があるのはやっぱり実際のシリアルキラーを題材にしたその歌詞の世界観に寄るところが大きいのかもしれない。なお、ボーカルのTakano氏は欧州ツアーを経て、更に怪しいヒッピーのような風貌となっていた(笑)

ちなみに、会場の吉祥寺CLUB SEATAはステージが高くないから、前に突っ込まない限りはあまり見えなかった。Mikami氏のベースの位置はただでさえ、常人より遥かに下なので、何も見えない(笑)写真もマトモなものが撮れませんでした(^_^;)よって、この日はひたすら音楽を聴くことに没頭。ヘッドライナーショウでは無いので、前回とセットリストはあまり変わっていないかな・・・?冒頭に書いた通り、現編成でたくさんのショウをこなしたせいか、音の説得力は前回見た時よりは遥かに違ったように思う。
ステージ上にはELECTRIC WIZARDの面々が楽しそうな表情でライブを見ていたのが印象的。

このあとは世界有数のヘヴィメタルフェス、Hellfestにも出演し、欧州ツアーパート2に入っているので、今回のライブは外タレの来日公演的な感じがしたけど、日本でももう少し大きな会場で見たいバンドだなぁ。。



CHURCH OF MISERY Setlist

01.El Padrino (Adolfo de Jesus Constanzo)
02.I, Motherfucker (Ted Bundy)
03.Born To Raise Hell (Richard Speck)
04.Brother Bishop (Gary Heidnik)
05.Killfornia (Ed Kemper)
06.Shotgun Boogie (James Oliver Huberty)

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セットチェンジを経て、いよいよELECTRIC WIZARD
CHURCH OF MISERYより遥かに爆音で、正にドゥームな音で観客を圧倒。CHURCH OF MISERYより音楽的でない音だが、ひたすらモノトーンに反復するリフ、邪教の司祭かのようなJus Obornのノッペリとしたボーカルは健康的にトリップできる魔力がそこにある。アピアランス的な面で言うと、紅一点のLiz Buckinghamのギターは非常に絵になるし、ベースは激しくヘドバンを続けてライブを盛り上げる。

ライブでは映像も使い、出てくる映像はELECTRIC WIZARDのアルバムブックレットを見たことがある人なら判ってくれる、実にインモラルな内容ばっかり(笑)あとはひたすら、金髪の裸のおねーちゃんが踊っている映像が流れるw私の隣にいた人は映像が流れる会場内モニターばっかり見ていたよ!ww

というように、想像していた以上に演出面でも凝っているところはあるんだな、と思ったが基本はそのヘヴィな音像。その心地よさ・・じゃなくて、身体にビリビリくる音を浴びていると、なんだか不思議な気分になる。これがトリップ効果!?あたりを見回すと、目を瞑りながら、小刻みな身体を揺らしている人が多かったので、きっとトリップ中・・・じゃなくて寝ている人が多かったかも(爆)
私も途中でこれはどの曲なのか?わからなくなる時も多数ww

音楽的にはモッシュの類は起きないと思っていたが、なんと、何回かモッシュも発生。きっと、目を覚ますために敢えてモッシュしていたに違いない!(笑)

初のELECTRIC WIZARDのライブはちょっとした新鮮な体験だった。ドゥームは好きなメタルのジャンルだが、ELECTRIC WIZARDまで行くと少しやり過ぎ感があったが、ライブならではのアルバムよりノリの良さがあったので、アルバムでは味わえない良さも認識。こちらも、もうちょっとメンバーがよく見えるステージだと良かったかなぁ。。メンバーがあまり見えないので、気が付いたらモニターに映るおねーちゃんばっかり見ていたのはご愛嬌ですw



ELECTRIC WIZARD Setlist

01.Witchcult Today
02.Black Mass
03.Return Trip
04.See You In Hell
05.Incense For The Damned
06.Satanic Rites Of Drugula
07.Dopethrone
08.The Chosen Few
09.Funeralopolis


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プロフィール

sekibow

熱苦しいハードロック、ヘヴィメタル、スラッシュメタル、ドゥーム・ストーナー系メタル、プログレ、そして70年代〜80年代のウエストコースト系ロックを愛するパフュメタラー。Sign of the Hammer Be My Guide

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