
2018年の初ライブはブリティッシュロックの良心ともいうべき、THUNDERの約1年チョイ振りの来日公演@クラブチッタでした。
クラブチッタは今年でオープンして30周年を迎えているため、数々のスペシャル公演が予定されているが、THUNDERのこのライブもその一環。ファンからのリクエストを元に、去年リリースされた新譜"Rip It Up"と前作"Wonder Days"を中心とした内容で大阪公演含めて日本ツアーの全3公演はセットリストが異なる内容。本当ならクラブチッタ川崎公演も両日とも行きたかった。。
私はクラブチッタ川崎公演の二日目に行き、客入りも中々。初日のクラブチッタ公演は平日ということもあり、スカスカな模様だったらしいですが・・・(^_^;)

THUNDERのライブ前のオープニングSEといえば、AC/DCの"Thunderstruck"だけど、今回は何やらディスコ調の曲が!?(前回の2016年公演も同じだっけ!?)どうやら、KOOL & THE GANGSの"Jungle Boogie"のようでした。
オープニング曲はなんと、前作"Wonder Days"からのタイトルトラック!そこから新譜"Rip It Up"からの"The Enemy Inside"という現在のTHUNDERを披露してから、あれ〜〜??これは何の曲だっけ??と頭に??マークが一瞬浮かんだ人が多かったかもしれない(笑)その次の曲2ndアルバムのタイトルトラック"Laughing On Judgment Day"!!!この曲は非常にレアでしたねー。あまりにもレアでサビに来るまで何の曲かずっと脳内サーチしていたのは内緒w
新譜"Rip It Up"の中で特に好きだったのがバラード曲"Right From The Start"ですが、この日は見事にやってくれて、ダニー・ボウズの熱唱とルーク・モーリーの味わい深いギターが堪らない。しかし、曲が終わる直前にダニーが歓声を要求するもんだから、しんみりとしたバラードなのに、なぜか観客は目一杯叫ばないといけないという展開wwバラードでも最後はしんみりと終わらないのはTHUNDERライブあるある(笑)
(この日のバラード、"Don't Wait For Me"、"Love Walked In"も同様)
"Right From The Start"
ライブの中盤以降はリクエスト曲と思われるナンバーが中心という内容に。個人的には各アルバムから万遍なく出て来るかと思いきや、ほとんど、1stアルバムという内容だった。やっぱり1stアルバムからの曲を求める人が多かったのでしょうか。私の意見を言えば、1stアルバムからの曲は結構演ってくれているので、もう少しレアな曲を聴きたかったですw
それでも前回の来日公演では演らなかった"Higher Ground"は嬉しかったし、何よりもこの曲はTHUNDERならではのV字型フォーメーションがバシッ!と決まる曲なので見た目もグッド!そうそう、ライブ中の写真撮影はNGだったので、この瞬間も撮れませんでした。
1stアルバムからの曲に負けじと、前作からの"The Thing I Want"はノリがあって、フックあるヴァースが印象的だし、新作からの"In Another Life"はライブだと更に情感豊かで、アルバムだと地味・・と思ったけどその思いは撤回です。
ライブ本編のラストはこの位置の曲としてすっかり定番となった"I Love You More Than Rock 'n' Roll"!この曲が一番楽しく歌えるし、THUNDERを代表する名曲ですよねー。ロックンロールより君を愛しているって、ちょっと逆説的に捉えると歌詞も面白いよな〜。
アンコール1曲目は日替わりカバーということで、何が来るかなー!?と期待していたら、WILD CHERRYのカバーで"Play That Funky Music"が出てきた!"Giving The Game Away"に収録されているカバーだから、THUNDERファンにとっても最も馴染みあるカバーだし、カバーに聴こえないハマりっぷりが素晴らしいですよねー。ダニーもサタデーナイトフィーバーっぽいダンスを披露していたところは爆笑!(笑)ディスコナンバーだったけど、最初のSEもディスコナンバーで、ムムッ、、こうして繋がっていたのかな・・・。
ラスト2曲は"River Of Pain"から"Dirty Love"という盛り上がるしかないナンバーで多いに盛り上がり、そしてメンバーはアッサリとステージを後にする、これまたTHUNDERをらしい終わり方(笑)
THUNDERのライブは本当に安定してい、アンサンブルの良さ、ルークの味わいがあって格好良いギター、そして、ダニーの衰え知らずの歌唱力と観客とのコミュニケーションの巧みさ。ライブはこうして演るのだよというお手本のようですね。
前回の来日公演では病み上がりな印象があったベン・マニューズも今回はとっても元気なようで良かった。長髪にはもう戻さないようなので、ますます普通のおじさんっぽさに拍車がかかっていましたがw
Setlist
01.Wonder Days
02.The Enemy Inside
03.Laughing On Judgment Day
04.Resurrection Day
05.Right From The Start
06.Backstreet Symphony
07.Higher Ground
08.In Another Life
09.The Thing I Want
10.Don't Wait For Me
11.She Likes The Cocaine
12.Love Walked In
13.I Love You More Than Rock 'n' Roll
〜Encore〜
14.Play That Funky Music (WILD CHERRY cover)
15.River Of Pain
16.Dirty Love
以下は大阪公演、クラブチッタ公演初日のみの曲。カバーは日替わりで、クラブチッタ初日のオープニング曲は"Loser"でしたかー。メンバー達は好きだね―、この曲(笑)
No One Gets Out Alive
An Englishman On Holiday
Substitue (THE WHO cover)
Loser
There's Always A Loser
Serpentine
Can't Get Enough (BAC COMPANY cover)