Heart Of Steel

買ったアルバムの感想を語る場

2017年07月

「メタルファンは、死ぬまでメタルファンなんだ。パーマネントに『あ~○○年の夏はSLAYERをよく聴いたよな~』みたいな聴き方をする奴は一人もいないよ」byロブ・ゾンビ

【レビュー】LINDSEY BUCKINGHAM & CHRISTINE McVIE "Lindsey Buckingham & Christine McVie"

FLEETWOOD MAC関連のリイシューが続いたこの1年間、その最後を?締めるのは予想もしなかったデュオ名義の新作だった。そのFLEETWOOD MACのメインソングライター兼ボーカリストといえばご存知、リンジー・バッキンガム、クリスティン・マクヴィー、そしてスティーヴィー・ニックスの3人。そのうちのリンジー・バッキンガムとクリスティン・マクヴィーの二人がタッグを組み、この二人名義(LINDSEY BUCKINGHAM & CHRISTINE McVIE)のセルフタイトルアルバムをリリース。
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そして、よくよくクレジットを見ると、ドラムにはミック・フリートウッド、ベースにジョン・マクヴィーと来たら、これはスティーヴィー・ニックス抜きのFLEETWOOD MACじゃないか!(笑)音楽性もデュオ名義となったからといって、特別に変わったことをするわけでもないから、FLEETWOOD MACの新作といっても差し支えないほど。
ライナーノーツにはなぜ、わざわざデュオ名義で新作を作った経緯が書いてあるけど、2014年にクリスティンがバンドに戻ってのワールドツアー後にFLEETWOOD MACの新作を製作する予定だったものの、スティーヴィーがソロアルバムのツアーに出てしまったものだから、残った4人で作ったのがこのアルバムらしい。

全10曲、リンジーとクリスティンがリードボーカルを取る曲が 交互に流れる構成にこのアルバム製作の充実さが表れているように思えるけど、内容も単に大ベテランバンドが新作出しました〜的なものではなく、過去の名作にも負けない充実っぷりにビックリ。

1曲目の"Sleeping Around The Corner"はリンジーのソロ曲をリメイクしたものだが、2曲目の" Feel About You"はFLEETWOOD MACの"Tango In The Night"に収録されていてもおかしくない曲。イントロのキーボードは正にこうしたサウンドを待っていたんだよ!と思わず言いたくなる音で二人のポップセンスに衰えは見られない。
 


そして3曲目の"In My World"は同じく "Tango In The Night"からの"Big Love"を彷彿とする曲だが、思わず「オオッ・・」と感嘆の声を出してしまったぐらい、リンジーのギターワークとサビがとっても印象的で、個人的にこのアルバムのキーとなる曲。正にFLEETWOOD MACならではの万華鏡的なサウンドがここに復活!


その分、逆にスティーヴィー・ニックスのコーラスがここに入っていればなぁ〜と思う箇所も沢山ある(笑)やっぱりリンジー、クリスティン、そしてスティーヴィーの3人が揃っていないとFLEETWOOD MACとは言えないことはバンド自身もわかっているから、あえてディオ名義としているかもしれない。 


こうした、いかにもFLEETWOOD MACな曲もあれば、"Too Far Gone"といったモダンな感覚が入った曲もあり、単に大ベテランの懐古趣味的なアルバムと言えないところがこのアルバムのもう一つのミソだと思う。グルーヴィーでノリノリなナンバーが嬉しい。


全10曲、グッと中身が詰まったアルバムだし、ちょくちょくソロアルバムを出していたリンジーはともかく、久々に新曲を出したクリスティンのソングライティング能力とボーカルに衰えが見られないのは本当に凄い!特に最後を締める"Carnival Begin"はクリスティンらしい名曲だと思う。

FLEETWOOD MAC自体は7月16日に"The Classics"という豪華フェスの二日目のトリを努めていたけど、(この日の前座がEARTH,WIND & FIREとJOURNEY!)このアルバムの勢いに乗って、今度こそはFLEETWOOD MACとしてアルバムを製作してほしいなぁ〜。やっぱりキーはソロキャリアを充実させたいスティーヴィー・ニックス!?

The Classicsのセトリはとっても充実しているからタイミングが合えばいつかFLEETWOOD MACの新作が出る日は再びくるか!?みんな歳なんだから、作れる時には作ってほしいと切に願う!


 
リンジー・バッキンガム/クリスティン・マクヴィー<SHM-CD>
リンジー・バッキンガム クリスティン・マクヴィー
ワーナーミュージック・ジャパン
2017-07-19

【レビュー】STONE SOUR "Hydrograd"

STONE SOURの4年振りとなる通算6枚目のアルバム"Hydrograd"
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ここ最近、かなりヘビロテ。実はSTONE SOUR をちゃんと聴いたのは前々作の"House Of Gold & Bones Part1"からだったので、初期はスルーでしたが、どこかで揃えないとねー。妻はSTONE SOURが大好きなんでアルバムを持っていると思いきや、彼女の所有枚数ゼロ!(爆)オマエは本当にファンなのか・・?ww

と、軽い愚痴は置いといて(笑)、
コンセプトアルバムだった前々作と前作と違って、新譜"Hydrograd"は単純に良い曲を集めた普通のアルバムだけど、最初は日本盤ボーナストラック2曲を除いても全15曲もあるから、最後まで集中して聴けるかな?とか、ジム・ルートが脱退しちゃったけど大丈夫かいな?と聴くまでは不安の方が大きかったw

いやー、最後まで集中を切らせないバラエティ豊かでフックのある曲満載。これはかなりの力作。正統派HR/HM的な音に段々とシフトしていっているようだけど、今作はSLIPKNOTの時を彷彿とさせる吠えるようなコリィ・テイラーのボーカルも戻って、モダンなヘヴィネスとクラシックロックと言っていいかわからんが、その辺りのHR/HM要素が良い具合にミックスされて、また幅広い支持を得るんじゃないでしょうかね。ジム・ルートの後任のクリスチャン・マルトゥッチはパンクロッカーのような風貌だけど、フラッシーがギターソロを弾くなどジムの脱退はそんなに影響無さそうな雰囲気。

音作りは今回、良い意味で音の隙間があってライブ感重視しているような〜と思ったら、Burrn!のインタビューで85%はライブレコーディングだったとコリーが発言していますね。"House Of Gold & Bones Part1"と"Part2"の時のような繊密な音作りもいいけど、今作の音作りの方が魅力的かな・・?隙間が適度にあるサウンドだから、クラシックロック的な魅力が増しているように思う。オーディオ的には凄く良い音ではないけど、音楽的にはすこぶる良い音といってもいいかも。ロイ・マヨルガのドラムサウンドは今作の方が気持ち良く聴こえるなぁ〜。

<個人的にキーとなりそうな曲達>
"Taipei Person / Allah Tea" ヘヴィメタルの美味しい所をギュッと詰め込んだ実施のオープニングナンバー



"Song #3" 爽やかさを感じるほど、最もキャッチーな曲。ドラマ性を高めてくれるギターソロも素晴らしい!


"St.Marie" カントリー風味満載でコリィの歌唱を存分に堪能できる最もメロウな曲


"When The Fever Brokes" 曲名はゼップの"When The Levees Breakes"は意識しているのかな・・?(本編最後の曲だし)プログレ的な感性も光る曲!


日本盤はボートラ2曲収録されていて、1曲がVAN HALENのカバーで"Unchained"。これがサウンドとボーカル含め完コピ!(笑)特にコリィのボーカルはデイヴィッド・リー・ロスにとっても似ているので、VAN HALENのボーカルの後任にちょうど良いんじゃないの?と思わず言ってしまうほどw


ストーン・サワー
ワーナーミュージック・ジャパン
2017-06-30

 

【レビュー】美味しんぼ O.S.T. "アンティパスト"(2017年リマスター盤)

美味しんぼといったら、アニメ版美味しんぼ!
アニメ版美味しんぼといったら、栗田ゆう子!
アニメ版美味しんぼの栗田ゆう子は、当時リアルタイムで見ていた中学生にワタクシにとって憧れの人(笑)
といわけで、美味しんぼのヒロイン、栗田ゆうこはアニメ版が最強。

アニメ本編もカワイイが、魅力が120%出ていたのはアニメのオープニング!
もちろん、曲が素晴らしいので、曲を聴くとアニメのオープニングもパッと脳裏に浮かび上がる。

そのアニメ版美味しんぼのサントラが6月にデジタルリマスター盤として再発されたではないか!というニュースを聴いて早速ポチっと。(アニメ版がリマスター版としてブルーレイボックスでリリースされたのでその一貫のようです)
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1989年にリリースされた美味しんぼのオリジナル・サウンドトラック"アンティパスト"
再発にあたって、後期OP・ED曲もボーナストラックとして収録。事実上、美味しんぼのサントラとしてはこれが完成形といっていいかな。

しかし、ジャケットも新規で書き直しされたのはいいけど、ちょっと絵柄が違うではないかー!
よくコミックの復刻版で表紙を書き直しされたものがあるけど、当時と絵柄が変わってしまったので違和感が・・というパターンにこれも当てはまってしまったw

まあ、大事なのは音楽!ということでBGMはああっ、こんな曲流れていたな〜!とアニメ版をリアルタイムで見ていた身としてはノスタルジーに浸ることができる内容だが、それ以上でもそれ以下でもない。
やっぱりOP曲とED曲が肝。今、聴いても名曲に変わりは無し。

まだアーティストの曲が無理やり感あるタイアップになる前の頃なんで、アニメと曲がちゃんとマッチしていた時代。
前記OP曲は結城めぐみの"You"。結城めぐみのレンジの広い歌声も含めて、これは名曲!もっと、認知されてもいいと思っている。
↓はリマスター版のアニメ第一話でどうぞ。
 


後期OP曲は中村由真の"Dang Dang 気になる"。こちらも"You"に負けない名曲!結城めぐみと違って、中村由真の歌声はアイドルっぽさがあって、不完全な印象があるが、そのギリギリ的な絶妙なバランスが良い味を出している。個人的にキーボードのバッキングが何気にツボです。

アニメのOPが見当たらないので、音に関してはこちらをどうぞ。


どちらもED曲含めて、いかにも88年〜92年の曲って感じだけど、それが良い。バブル時代がリバイバルされている昨今、このサントラに流れに乗ったのか?(笑)

ちなみに"You"と前期ED曲の"TWO OF US"は年代別アニソンを集めたコンピCD"アニメ歌年鑑"にリマスターされたバージョンとして収録されていたが(もちろん、リリース時に一通り揃えたw)、



後期OP・ED曲の"Dang Dang 気になる""LINE"のリマスターバージョンはこのサントラのリマスター盤が初!?(違っていたらすみません)
そう、私はこの"Dang Dang 気になる"と"LINE"の2曲のリマスター版のためにこのサントラを買ったようなものだ!(笑)名曲は良い音質で聴かないとねー。あと、コンピ版もいいけど、オリジナルアルバムとしては持っておきたいこともあるので。



 
プロフィール

sekibow

熱苦しいハードロック、ヘヴィメタル、スラッシュメタル、ドゥーム・ストーナー系メタル、プログレ、そして70年代〜80年代のウエストコースト系ロックを愛するパフュメタラー。Sign of the Hammer Be My Guide

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